日本人1.7%増、外国人1.6%増
観光庁が発表した宿泊旅行統計調査(第1次速報値)で、2023年6月の全国の宿泊施設における延べ宿泊者数は4626万人泊で、22年同月比36.5%増、19年同月比1.0%増となった。新型コロナウイルスの感染拡大が始まった20年1月以降、初めて19年同月の実績を上回った。内訳では日本人延べ宿泊者数が19年同月比1.7%増、外国人延べ宿泊者数が同1.6%減だった。
延べ宿泊者数全体の19年同月比の推移を見ると、22年12月が0.1%減、23年1月が7.5%減、2月が5.5%減、3月が0.9%減、4月が10.2%減、5月が4.2%減となっていた。22年秋以降、全国旅行支援の開始、水際対策の大幅緩和などを受けて、日本人、外国人ともに宿泊需要が改善傾向にあった。
6月の日本人延べ宿泊者数は3683万人泊で、22年同月比10.6%増、19年同月比1.7%増だった。19年同月比は、全国旅行支援の開始などで22年10~12月にプラスに転じ、23年2~3月もプラス。19年のゴールデンウイーク10連休の反動などで4~5月はマイナスだが、6月は再びプラスとなった。
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