JATA 3月出発スキー・スノボツアーの早期予約割引キャンペーン開始 需要平準化と市場活性化へ


キャンペーンロゴを手にするJATA国内旅行推進部の野浪健一部長

キャンペーンロゴを手にするJATA国内旅行推進部の野浪健一部長

 日本旅行業協会(JATA)の国内旅行推進部スキーツアー部会(部会長=長崎敬・T-LIFEホールディングス取締役企画仕入本部長)は、「春スキー・スノボは先取りがお得!3月出発キャンペーン」を開始した。スキー・スノボ需要が落ち着き始める3月出発のツアー商品を早期予約すると割引が適用される。混雑のストレスなく、ウインターポーツを楽しみたい層や、春休み期間中の学生層をターゲットに、需要平準化と市場の活性化を図る。

 キャンペーンは、来年3月1~31日に出発する商品が対象。申し込み期間は利用する交通機関によって異なり、航空機によるツアーは10月31日まで、JR・新幹線やバスによるツアー、宿泊単体商品は12月31日までとする。

 参画会社は、スキーツアー部会に参加する旅行会社のうち9社(ANA X、オリオンツアー、クラブツーリズム、JTBガイアレック、ジェイトップ、ジャルパック、T-LIFEホールディングス、東武トップツアーズ、ビッグホリデー)。キャンペーンサイトも用意し、各社特設ページへの導線を設置する。申し込み開始日や対象商品、割引方法、出発除外日などは各社が独自で設定し、キャンペーン専用ロゴも活用しながら集客する。

 国内のスキー人口は1990年代をピークに減少を続けてきたが、近年は訪日外国人観光客がスキー場を早期予約し、長期滞在するケースが増加傾向にある。国内在住者がスキー旅行を計画しはじめる冬ごろには、すでに人気のスキー場が完売しているといった事象も見られる。今回のキャンペーンは、スキー・スノボ需要の平準化・活性化に加え、国内旅行者の早期予約を促す仕組みとしても機能させる狙いがあるという。
 
 10月8日に開かれたJATAの定例会見では、キャンペーンの背景について国内旅行推進部長の野浪健一氏が説明。「予約の早期化を消費者の皆さまにもお伝えし、解決を図ろうということでスタートした。早く旅行計画を決め、できれば休暇をうまくとって平日にも行けるようにする。そういうムーブメントを作るための一つ(の施策)にしたい」と期待を込めた。
 
 スキー・スノボ需要を取り巻く現状については、「インバウンドの流入により、スキー場もリゾートの考え方を変えていかざるを得ない状況にある。いろいろなところが世界的なリゾート地を目指して動いており、それがもっと拡大していくだろう」と野浪氏。「旅行会社も遅れを取らないように、今回のキャンペーンも含め(集客を)しっかりやっていかないといけない」と述べた。

 JATAスキーツアー部会は、2024年に設立。スキーツアーの市場縮小など、さまざまな課題に対して議論を行っている。

キャンペーンロゴを手にするJATA国内旅行推進部の野浪健一部長
キャンペーンロゴを手にするJATA国内旅行推進部の野浪健一部長

 
 

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