9月1日から4日まで、第34回全国ほんもの体験ネットワーク・全国教育民泊協会総会を北海道標津町で開催した。九州、四国、中国、近畿、信越、関東、東北と、全国各地から遠路はるばるの参加があった。
沖縄の辺野古の海で修学旅行生が死亡した事故と、磐越自動車道で部活遠征の生徒が乗ったマイクロバスがガードレールに激突して死傷者が多数出た事故により、安全対策、危機管理、法令順守がより厳しく求められることになった。
総会では、従来各地が取り組んできたこれらの対策を確認すると同時に、1年に1回の研修講習をネットワークから助成して行うことにした。また、これらの事故に伴い、保護者からの過剰な反応や旅行会社からの問い合わせに対応するため、体験型観光・教育民泊の基本理念、教育効果、安全対策について、意識を共有した。
標津町は北海道でも早くから体験型観光に取り組んでおり、教育旅行誘致も積極的に行ってきた。ガイド養成研修を行い、ガイド協会が立ち上がってから25周年を迎える節目の年であることから、同町での総会開催となった。
その地元の魅力あるプログラム、日本遺産「『鮭(さけ)の聖地』の物語~根室海峡一万年の道程~」の構成施設である鮭の水族館・サーモン科学館、日本最大の標津遺跡群の竪穴式住居跡・カリカリウス遺跡を回るトレッキングガイドツアー、鮭が遡上するポー川のカヌー体験を行った。平和学習の拠点である国後島まで26キロの北方領土館、原生花園と冬の野鳥やエゾシカの群れが現れるアニマルウオッチングのメッカ・野付半島を見た。本州域で猛暑日を記録している最中、当地は14~19度と、暑い所に慣れている体には涼しいというより寒いと感じられる気候であり、暑さから逃げるには道東に限ると思わせてしまう。
情報交換会では全国からの参加者と、町長はじめ地元関係者との間で体験型観光の課題と可能性について活発に話し合われ、会は盛況のうちに幕を閉じた。
8月中旬まで全国的に猛暑が続いたが、下旬から9月上旬にかけては沖縄・奄美地方に襲来した台風により日本列島に停滞する秋雨前線が刺激され、線状降水帯が各地に発生。ゲリラ雷雨、洪水の被害が相次いでいる。
猛暑酷暑で熱中症アラートが出たかと思えば、警戒レベル5の大雨氾濫特別警報が相次いでいる。列車の運休、航空機の欠航、道路の通行止めなど交通機関に影響が広がり、宿泊施設のキャンセルも相次ぐなど観光にも大きな影響が出ている。
9月第2週の天気予報は曇りと雨マークがほとんどの状況だ。9月の半分近くが旅行に出にくい日となる。
シルバーウイークを含む月の後半から秋の行楽日和となってもらいたいものである。




