観光客らで混雑する京都駅前。シルバーウイークは一層混みそうだ
11年ぶりに5連休となる今年のシルバーウイーク(19~23日)。人によっては9連休と大型連休になる。天候など不安材料もあるが、旅行に出掛ける人が増え、観光地がにぎわってほしいものだ。
JTBによると、国内旅行(添乗員なし)の人気先1位は関東、2位関西、3位中部と主要都市圏が上位を占める。関東や関西方面ではテーマパークが旅行目的として挙がっており、根強い人気を誇っている。
また、添乗員付きでは1位が中部、以下、北海道、東北と続く。秋の紅葉が魅力だが、山岳エリアや広大な土地を巡る旅行では、個人での移動計画が複雑になりがちなため、添乗員が同行し、効率的な移動手段と観光プランが組み込まれたツアーが支持されているという。
楽天は先ごろ、シルバーウイークの人気上昇都道府県ランキングを発表。それによると、1位は宮崎県で、これに富山、岡山、島根、三重県が続く。
宮崎は9月末まで利用可能な自治体発行の旅行クーポンの利用が好調。エリア別に見ると、「都城・えびの・日南・綾」が霧島連山や関之尾滝といた自然に加え、1月に有名酒造と人気カフェのコラボによる複合施設がオープンし、人気を集めているようだ。
九州については熊本地震の影響が懸念されるが、「九州ふっこう応援割」による需要喚起が期待される。敬遠ムード(遠慮?)は理解できるが、行くことが復興につながると捉え、多くの人の利用を呼び掛けたい。
鹿児島県の「かごしま観光応援割」にも注目が集まっているという。シルバーウイーク前の18日に九州新幹線が全線運転再開されるタイミングだからだ。人々が動くきっかけになればいい。
心配なのが天気だ。日本気象協会などによると、20~23日は全国的に雲が多く、雨が降りやすい。日本の南で台風のたまごともいえる熱帯低気圧が発生する予想もあり、列島に影響を与える恐れもある。しばらくは秋雨シーズン、台風シーズンが続く。万全の備えで出掛けよう。
昨年、世間をにぎわせたクマによる人的被害。8月22日には青森県の十和田湖周辺を散策していた外国人旅行者がクマに襲われ、けがをした。十和田市では秋の観光シーズンに備え、周辺パトロールを強化するなど安全に散策できる環境づくりを徹底する。こちらも万全の備えでハイキングなどをしてほしい。
【内井高弘】

観光客らで混雑する京都駅前。シルバーウイークは一層混みそうだ




