こういわれると皆さんも薄々そうかもしれない、と感じられるのではないだろうか。かくいう私もこのことを身をもって痛いほど体験した。今回から3回にわたって私の赤裸々な体験談をお話しさせていただく。インバウンド全盛の今、私たちは本当に自分たちの住む街の魅力を正しく認識できているか? そしてその魅力の伝え方について。
私は某大手旅行会社で15年ほど国内外の商品造成を手掛けた。メディア活用の直販商品。ここでは日帰り、1泊2日程度の近場のバス旅、同じく添乗員同行の全国商品。海外旅行は韓国から遠く南アフリカの商品まで造成した。次に自社のみならず他社(販売代理店)にも商品を卸す国内商品造成部門。そして最後が海外商品造成部門。旅行会社として商品造成を行う三大セクションを全て経験するという貴重な経験を得た。ここまではアウトバウンド。そう対象者は全て日本人。日本、世界各地を訪問。魅力を見つけてそれを発信する目利きのプロとして自信もあったのだが…。
55歳になった年に私はとあるコンベンション協会へ出向する。ここで問題。この街は一体どこでしょう。
・新幹線の駅から徒歩10分で、水の張ったお濠の上に石垣と天守閣が直立し”逆さ城”を”眼前”にみることができる珍しいお城がある。
・アインシュタイン夫妻来日時最後に5日間滞在した建物が一般公開されている。
・孫文が辛亥革命の後に来て宿泊した建物は人気のカフェに。
・世界で唯一”海峡の下を歩いて渡れる人道”がある。
・日本に二つだけの国重要文化財JR現役駅舎がある。
・全国6千名をこえる夜景鑑定士から”日本一の夜景都市”に選ばれた。
・豊かな漁場、市民の刺し身盛り合わせ消費量日本一。
・日本遺産その構成文化財総数ナント42。
・2024年”地球の歩き方”初の単独市版368P出版。
恥ずかしながらこれらの存在は知りながらそのストーリーについては知識ゼロでした。どうやって私がその魅力に目を覚まされていくかを次回から。
(英彦山観光福祉協会代表理事 笠松晋)




