マリンレジャーは夏の海の定番だが(写真と本文は関係ありません)
7月20日は「海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う」ことを趣旨とした国民の祝日「海の日」だ。1876年に明治天皇が「明治丸」で東北巡幸から横浜へ帰着した出来事に由来し、かつての「海の記念日」が元になっている。
海水浴、海釣り、ボートなど海に親しむ機会も多いと思うが、近年はレジャーの多様化や猛暑など自然環境の変化も影響してか、海水浴の利用者が減っている。
レジャー白書によると、海水浴客数は1985年の3790万人をピークに減少し、2023年は430万人と激減。別の調査だが、海水浴場の開設も93年の1379カ所から24年は969カ所まで減少。「海に行きたい」と答えた人の割合も年々減っているという。
昔と違い、日差しを浴びることは体に良くないとの考えが浸透。強い日差しによる日焼けや熱中症を敬遠する動きも加速している。また、「砂浜が焼けるように熱い」「シャワーの数が少ない」「酒を飲んで騒ぐグループが多い」「たばこの吸い殻やごみが散乱し、汚い」との声もある。
さらに、砂浜が消滅し、開設を断念する海水浴場もある。温暖化で海水面が上昇、波の影響が強くなり砂浜が失われる現象が起きている。深刻な問題だ。
海水浴場と比べ、人気なのがプールだ。特に若者の関心が大きいのがホテルのナイトプールで、贅沢(ぜいたく)気分に浸れるのが受けている。
ホテルニューオータニ幕張(千葉市)は、アウトドアプール「Shell Pool」を9月22日まで期間限定で営業するが、今シーズンは子供の入場を解禁する宿泊者限定のファミリープランを用意した。
「ブルーフラッグ」。環境NGO・国際環境教育基金(FEE)が実施する、ビーチやマリーナ、観光船舶を対象とした国際的な環境認証制度だ。日本では一般社団法人日本ブルーフラッグ協会が窓口になっている。
(1)水質がきれいで安全(2)ビーチやマリーナの管理体制がしっかりしている(3)バリアフリーや安全面に配慮されている―などの点で高い基準を満たしている場所が選ばれ、福井県の若狭和田ビーチや神奈川県の由比ガ浜海水浴場などが認証を取得している。
海水浴離れを食い止めるのは容易ではないが、ブルーフラッグのような海の美しさや安全さを示す国際認証をアピールするのもありか。
【内井高弘】

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