多くの旅館経営者が「経営改善がマンネリ化している」という共通の悩みを抱えています。その中核にあるのが、月1回開催される幹部会議の形骸化です。数字の報告と、外部要因を並べた言い訳が淡々と続き、まるで予定調和の式典のようになってはいないでしょうか。
私が先日見学させていただいたある旅館の幹部会議は、まさに「流れ作業」そのものでした。支配人が円滑に司会を進行し、各部門長が用意してきた予実差異の数字とその原因を順番に発表していきます。
計画に実績が届かなかった部門の発表では、「予想できなかった悪天候が続いたためキャンセルが出た」「イベントが少しマンネリ化してきたせいか、魅力が薄れたのかもしれない」といった、言い訳のような、あるいはその場の思い付きのようなコメントが終始続いていたのです。それを聞く経営者も他の部門長も、「そうなんだ」と受け入れるしかなく、会議に一切の緊張感はありませんでした。
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