気象庁が40度以上の日を酷暑日とするとの発表から、早速酷暑日が続くことになった。
前日に酷暑日となった山梨県で降り立ったSAでは、炎天下の中でアスファルトの照り返しもあり50度近いと感じた。その暑さで水分の蒸発が起これば雨雲も発生するのは当然であり、関東圏でも局所的にゲリラ豪雨となる。中央道八王子近辺で、ワイパーが傷むのではないかと思うような、バケツをひっくり返した以上の豪雨となり、窓の外の視界がほとんどない状態であった。新宿に到着すると雨は上がっていた。このような気象状況が夏の定番になりつつある。
その原因は、地球温暖化によるものとされている。海水温上昇が魚介類や海藻などの漁業に深刻な影響を与えている。高温や水不足は農業にも影響を与え、果樹や野菜など農作物の栽培が難しくなっている。外出が熱中症など健康上のリスクを高めるという報道や機運が高まると、せっかくの夏休みのレジャーシーズンも、観光に水を差すことになる。
延長国会で副首都構想が最終日の21時半に可決した。夜までよく働くものだ。夏休みの最終日に駆け込み宿題をやるようなものだ。国民の生活に直結する物価高対策、消費税減税は進んでいない。物価高の要因は円安による輸入物価インフレであり、1ドル164円に迫る円安が大きく影響している。海外旅行へのモチベーションも下がる。
労働者の大半を占める中小企業労働者の個人所得が物価高に置いてきぼりになっては、日本へ来る人は多くても、観光立国の日本人が旅行をできなければその名に恥じることになる。骨太だったり、官民投資との活字と言葉が発せられても、懐具合が良くならなければ何にもならない。
少なくとも、先の見通しが立たない状況では、国民の財布のひもは固く、夏休みのレジャーに消費が向かない。食料品の消費税が議論されているが、宿泊を伴う旅行費用(交通費、宿泊費、体験料、観光入場料金、飲食費)を免税する、というぐらいの思い切った起爆剤になるような政策が必要である。
AIが人間の想定を超えて、弱点を探して別の会社にサイバー攻撃をするという問題が起きた。大事には至らなかったようだが、AIの進化ばかりが競われ、安全対策や国際的なルール作りが遅れていては、AIが人間を支配しかねない時代になる。カーナビは人間が更新していることから、その仕組みは万全ではない。ネット情報の間違いも多いが、AIが間違っていることもある。全てをうのみにすることなく幅広い知見を持つことである。
旅行会社の社員も、役人も教員も議員も、議場や会議室で起こっている事象は内輪の中の話である。それらの人々に不足しているのは、自分にとって都合の良い人ばかりと会っていて、都合の悪い人を避けて生きている。実際の現場を訪れ、体験し、確認し、分け隔てなく人々と議論してこそ真実が明らかになる。それこそが社会性であり、その社会性のための体験交流の旅が不可欠な時代である。事象から逃げずに艱難(かんなん)辛苦を乗り越える人間力が、日本人に必要である。




