【逆境をチャンスにー旅館の再生プラン 810】宿を守る財産戦略(1) 青木康弘


青木氏

 旅館・ホテルの経営者から、相続にまつわる苦い話を聞くことがある。先代が亡くなった後、相続税を納めるために、一族が長年保有してきた不動産を手放したというケースである。

 ここで問題になるのは、どの不動産を手放すことになるかである。相続税は原則として現金による一括納付であり、期限は相続の開始を知った日の翌日から10カ月以内と定められている。この限られた期間で確実に現金化できるのは、立地が良く収益性も高い、市場で買い手がすぐにつく物件に限られる。地方の遊休地や老朽化した建物は、売りに出しても買い手がつかず、納税資金の手当てにはならない。結果として、保有資産の中で最も価値の高い不動産から順に売却されていくことになる。

ペイウォール会員向け記事です。

 
 

注目のコンテンツ

第39回「にっぽんの温泉100選」発表!(2025年12月15日号発表)

  • 1位草津、2位下呂、3位道後

2025年度「5つ星の宿」発表!(2025年12月15日号発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」「5つ星の宿プラチナ」は?

第39回にっぽんの温泉100選「投票理由別ランキング 」(2026年1月1日号発表)

  • 「雰囲気」「見所・レジャー&体験」「泉質」「郷土料理・ご当地グルメ」の各カテゴリ別ランキング・ベスト50を発表!

2025年度人気温泉旅館ホテル250選「投票理由別ランキング」(2026年1月12日号発表)

  • 「料理」「接客」「温泉・浴場」「施設」「雰囲気」のベスト100軒