Uber Japan株式会社は7月16日、スマートフォンアプリ「Uber」からタクシーを呼べる配車サービス「Uber Taxi」を沖縄県石垣市で開始した。地元タクシー会社7社との連携のもと実現したもので、離島エリアへの展開としては宮古島市に続く2例目となる。
石垣島は人口約5万人の島でありながら、令和7年には年間約150万人の観光客が訪れた人気観光地だ(令和7年石垣市入域観光推計表)。観光シーズンを中心にレンタカー不足が生じやすく、公共交通機関の選択肢も限られていることから、移動手段の確保が長年の課題となっていた。
近年は香港・台北・韓国(仁川)からのLCC直行便の定着によりインバウンド観光客も年々増加。海外から訪れる旅行者にとっては、言語の違いなどからタクシーを利用しづらいことが移動のハードルとなっていたという。
Uber Taxiは約50言語に対応し、アプリ内チャットの自動翻訳機能などを備える。これにより、インバウンド観光客も安心してタクシーを配車できるほか、観光客・島民の双方にとって必要な時にアプリから簡単にタクシーを利用できる環境を提供するとしている。
さらに、石垣市では2026年3月よりフードデリバリーサービス「Uber Eats」もすでに展開しており、今回のUber Taxi導入により、石垣島での快適な生活・観光を移動と食事の両面からサポートする体制が整った。
アプリ起動から乗車まで、5ステップで完結
Uber Taxiの利用方法はシンプルだ。
まずUberアプリを起動し、乗車地と目的地を入力する。見積もり料金と推定到着時間を確認した後、配車リクエストを送ると近隣のタクシーとマッチング。アプリ上で推定到着時間・車両の現在地などを確認しながらタクシーの到着を待ち、到着したタクシーに乗車して目的地で降車するという流れだ。
自動決済、多言語チャット、評価システムなど先進機能を搭載
Uberアプリには、優れたテクノロジーを活用した多様な先進機能が備わっている。
自動決済機能では、クレジットカード等の支払い方法を事前にアプリに登録することで、目的地到着後はそのまま降車するだけで自動的に決済が完了する。現金のやり取りが不要なため、外国人旅行者にとっても利便性が高い。
チャット機能では、ドライバーとアプリ内でメッセージのやり取りが可能。待ち合わせ場所や服装などを共有することで、混雑した駅や観光地でもスムーズな合流を実現するとしている。
多言語対応については、Uberアプリが70カ国以上・約50言語に対応しており、チャットの内容も自動翻訳されるため、外国人旅行者とのコミュニケーションを円滑にする。
評価システムでは、乗客とドライバーが相互に評価を行う仕組みを採用。サービス全体の品質向上に寄与し、安心・快適な移動体験を提供するとしている。
ジュニア・シニア対応として、「Uber Teens」および「Uberシニア」のサービスにより、10代の子どもからシニアの方まで幅広い世代の安心・安全な移動を実現する機能も備える。
月額498円の定額サービス「Uber One」、乗車料金の10%クレジット還元も
月額498円または年額3,998円で加入できる定額サービス「Uber One」も提供されている。
Uber Oneに登録することで、高評価ドライバーとの優先マッチングが可能となる。また、Uber Taxiの乗車料金の10%分のクレジットが毎回付与され、付与されたクレジットは次回のUber Taxi乗車やUber Eats注文時の割引に利用できる。
詳細は公式サイト(https://www.uber.com/jp/ja/u/uber-one/)で確認できる。
国内約1,000社のタクシー会社と提携、47都道府県でサービス展開
Uber Japan株式会社は、ドライバーと乗客をオンデマンドでつなぐ配車プラットフォーム「Uber」を日本国内で運営する企業だ。
国内約1,000社のタクシー会社と提携し、47都道府県でタクシーの配車が可能な「Uber Taxi」を展開。また、札幌市・東京23区・大阪市・京都市など9都道府県においては、プレミアムなハイヤー車両や最大5名乗りのワゴンを配車できる「Uberプレミアム」のサービスも提供している。
さらに、京都府京丹後市、石川県加賀市、長野県野沢温泉村、大分県別府市において自治体とのパートナーシップによる自家用有償旅客運送(公共ライドシェア)を実施。2024年4月からはタクシー会社とのパートナーシップによる自家用車活用事業(日本版ライドシェア)のサービス提供もサポートしている。
同社は「今後も地域のタクシー事業者との連携を深め、観光客・島民の皆さまが快適に移動できる環境づくりに取り組んでまいります」としている。





