先日、ある中規模旅館の社長からお招きを受け、お宿に伺う機会がありました。館内を見学した後、社長室で拝見した資料に、私は思わず目を見張りました。
それは、毎年更新されているという「お宿の経営ガイドライン(経営計画書)」でした。経営理念、宿のコンセプト、組織図、本年度の事業戦略、部門別の戦術、スタッフの行動指針から、年間の数値計画、人材・設備投資の計画まで緻密に網羅されています。正社員全員に配布して期首に発表しているとのこと。「仕組みづくりが経営を左右する」という社長の強い信念のもと、あるコンサルティング会社が作り上げた優れたフレームワークでした。
しかし、社長の口から出たのは、次のような深い悩みだったのです。
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