SMOKE ZEROの設置例
全国5千台以上の導入実績を持つ業務用喫煙ブースメーカー、エルゴジャパン(東京都品川区)が、旅館・ホテルの客室で使える高性能スモーククリーナーを開発。5月20日に新製品「TABACOスモーククリーナー『SMOKE ZERO(スモークゼロ)』」として発売した。主に家庭用に開発した製品だが、従来の業務用と同等の有害物質の除去機能を持つ。今回、プライベート空間での快適な分煙を図るべく、旅館・ホテルに対しても、客室サービスの付加価値向上へ、活用を提唱している。
2020年4月に施行された改正健康増進法により、多くの人が利用する施設において屋内での喫煙が原則認められなくなり、旅館・ホテルなどは喫煙エリアを新設するなどの対策を図っている。しかし、客室内の喫煙は認められており、たばこを吸う人と吸わない人が同じ部屋に泊まる場合、吸わない人が同室者のたばこの副流煙を吸うなどの問題が生じている。
今年4月に実施した同社の独自アンケートでは、喫煙者の約7割がプライベート空間での喫煙による煙の排出に気を使っており、約半数が分煙環境改善の必要性を感じていることが明らかになった。
これらの状況を背景に同社は、喫煙者、非喫煙者が互いに同じ空間で快適に過ごせる環境を実現するため、同製品の開発に至ったという。
最大の特徴は、1pass(1回のろ過)でたばこの煙に潜む有害物質を除去する点。「一般的な空気清浄機は、室内の空気を循環させながら徐々に空間を浄化するのに対し、SMOKE ZEROは発生した煙をその場で直接吸引し、1回のろ過で処理する」(同社)。
従来の家庭用空気清浄機の10倍以上の性能を持つH14 HEPAフィルター(ヨーロッパ最高規格)と、特許取得済みの高圧縮カーボンフィルターを内蔵した。「第三者機関の試験においても、粉じんと、TVOC(総揮発性有機化合物)除去率が厚生労働省の安全基準値を大きくクリアし、ニコチン、ベンゼン、アクロレインなどを不検出レベルまで低減する結果も確認された」(同)。
吐き出した煙のみならず、たばこの先から立ちのぼる副流煙もその場で直接吸引処理し、空間への拡散を抑制する。非喫煙者の受動喫煙リスクを軽減するだけでなく、喫煙者自身が副流煙を吸い込むリスクを低減する。「SMOKE ZEROは、たばこを吸う人、吸わない人が共に快適に過ごせる分煙環境づくりに貢献できる」と同社。
サイズは幅379×奥行418×高さ435ミリ。客室内のデスク周りなどに自然になじむコンパクト設計。「エアコン清掃のような面倒なメンテナンスがなく、定期的なフィルター交換と簡易な清掃で気軽に使える。施設の高付加価値化の一環で、インバウンドや一般の喫煙所を利用できない特別なお客さまへのサービス向上策としての活用などを前向きに検討してほしい」と話す。
同社は「これまでオフィスや商業施設向けに培ってきた分煙技術を、家庭や旅館・ホテル客室などプライベート空間にも広げたい」としている。
この件についての問い合わせ先は、エルゴジャパンスモーククリア営業部電話03(5436)6261。

SMOKE ZEROの設置例

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