和歌山県すさみ町は6日、「2045すさみカンファレンス」を町内で開いた。町と関係を持つ個人や事業者ら県内外から約200人が参加。町内で展開する新しい挑戦を共有するとともに、参加者全員ですさみの未来について意見交換した。
すさみ町は県南部に位置し、人口約3300人。高齢率50%で年に約100人ずつ人口が減少。消滅可能性都市ともいわれる中、国のスーパーシティ型国家戦略特区や第2のふるさとづくり事業のモデル実証事業に手を上げるなど、来訪者、移住者を巻き込んだ町の活性化に取り組む。カンファレンスは、同町に住む人や愛好者らと共にすさみの未来を考えようと実施。今回で4回目。
「すさみ未来会議」では、今、すさみで起きている挑戦と題し、日本かくれんぼ協会の高山勝代表理事、すさみ町地域おこし協力隊の高濱愛氏、ENJIの山崎宗磨代表、レッドビーンズエンタテイメントの松田和亜紀CEO、東洋ライス・コンソーシアム室の平尾好孝氏、すさみキャンパスの岩崎友彦代表理事、すさみ町の岩田勉町長が登壇。それぞれがすさみで取り組む事業やなぜすさみなのかを発表。その後、YeeY共同創業者・代表で、日本ウェルビーイング推進協議会代表理事の島田由香氏をファシリテーターにクロストークを行った。
山崎氏は、昨年からクラウドファンディングなどで実施している「神の島・稲積さん」としてあがめられてきた稲積島を舞台にしたプロジェクションマッピングイベントを紹介。「まちの人が大切にしてきた神様の島・稲積さんに心引かれ、人の笑顔を奉納したいと始めた。小さなイベント一つで地方創生には結び付きにくいが、またすさみに来たい、帰って来たいと思える、誰かの人生とすさみが交差する一日になるよう、すさみ内外の人が一緒に考えながらつくっていくことを大切にしている」と語った。
岩田町長は「すさみには移住移民の歴史があり、町民にはよその人を受け入れる、外の人たちに自由にやっていただけるそういう素地がある。だから私も『やってみなはれ』と言える」と語った。また「関わる人の多さで豊かさを図る町。関係人口の『その先』、『人口』でなく、関わる人を顔が見える『町民』として、一緒に町のことを考えていってもらえれば」と述べ、国の「ふるさと住民登録制度」によるバーチャル町民への登録を呼びかけた。





