5月1日、福井県観光連盟(福井市)が独自に設ける専門人材「観光地域づくりマネージャー」に着任した。連盟が推進する、「稼ぐ」観光地域づくりの旗振り役として、観光DXの推進やマーケティングを担う。
後藤さんはリクルート出身。じゃらんリサーチセンターで、宿泊・観光施設のWEB集客支援や、インバウンド向け旅行商品の造成、デジタル人材の育成などに15年近く携わり、全国の観光事業者とのネットワークを培ってきた。
この職に関心を持ったきっかけの一つが、同連盟が推進する観光データ分析システム「FTAS(エフタス)」だ。観光客の属性や購買行動、宿泊施設の予約状況などを、観光事業者や行政、DMOが活用できるオープンデータとして2022年から公開している。「全国的にも非常に先進的な取り組み。地域の観光振興をデータ活用の面から支え、戦略立案につなげられることに魅力を感じた」と話す。
着任後は県内各地を回り、観光事業者らと意見交換を重ねる中で、エフタスを実務に活用する動きも出始めているという。「これからは『実践段階』に入る。理想は県内の観光事業者に日常的に活用してもらうこと。利用者にとって使いやすい仕組みへと発展させていく」と意気込みを語る。
そのほか、市町の観光戦略支援や、地域DMOの設立・運営支援、観光サイトを活用した情報発信の強化など、観光地域づくりマネージャーが担う役割は広い。「まずは皆さんから地域の魅力や実現したいことをしっかり聞くことから始めたい。伴走しながら、稼げる観光地域づくりにつなげていければ」。
趣味は旅行。旅先で薦められた飲食店や観光スポットの情報をグーグルマップに記録している。「多分、数千件はあります(笑い)」。自前の”データベース”は家族旅行でも大いに役立っている。岐阜県出身。43歳。
【溝部あゆ美】





