【観光トピック】新潟県 ユネスコ登録後初の「村上大祭」 記念式典を7月5日


絢爛豪華な「おしゃぎり」が町内を巡行

 昨年12月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に追加登録された「村上祭の屋台行事」。登録後初となる「村上大祭」が7月6、7の両日、新潟県村上市で開かれる。本祭りの深夜から早朝にかけて行われる絢爛(けんらん)豪華な「おしゃぎり」の巡行は圧巻だ。

 村上大祭は今年で392回目。1633(寛永10)年、西奈彌羽黒(せなみはぐろ)神社が村上城下へ遷座(せんざ)された際、祝い行事として人々が大八車(だいはちぐるま)に太鼓を積んで町中を練り歩いたのが始まりとされる。

 おしゃぎりは、村上大祭で引き出される屋台山車を指す。民俗芸能などで笛や太鼓で演奏されるはやしを「しゃぎり」と呼ばれていることから、村上では愛着を込めておしゃぎりと呼んでいる。彫刻や村上伝統の漆塗りが施され、中には200年以上前に作られた屋台も残る。高さは約5メートルで、2階建てのつくりが特徴。1階が子どもたちがしゃぎりを演奏するはやし台、2階は人形などをのせる飾り台になっている。

 祭りの見どころは本祭りの7日から始まるおしゃぎり巡行。午前0時、先太鼓が鳴り響き、午前3時には一番屋台の久保多町の屋台が小町坂を一気に駆け上がり、祭りの幕開けを告げる。

 午前5時になると、西奈彌羽黒神社前に19町内のおしゃぎりが集結。午前8時の花火を合図に、御神霊を乗せたみこしが出発、その後を19台のおしゃぎりが続く。上下に揺れ、左右にうねりながら進む屋台に沿道から歓声が上がる。

 おしゃぎりを先導するのは、先太鼓、庄内町笠鉾(かさぼこ)、そして荒馬14騎。荒馬は、領主の本庄繁長が羽黒山の分霊を奉じて凱旋(がいせん)した姿を模している。「イヤハイッ」と声を張り上げながらくつわを鳴らして進む姿は、城下町の祭りらしい勇壮な光景だ。

 今年は祭りに先立つ7月5日、ユネスコ登録を祝した記念式典と屋台の引きぞろえが村上市役所で開かれる予定。


絢爛豪華な「おしゃぎり」が町内を巡行

 
 
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