東北四大夏祭り
「おわら風の盆」は3位に浮上
阪急交通社は5月28日、2025年に催行した夏祭り関連ツアーの申し込み者数ランキングを発表した。24年に続き「東北四大夏祭り」が1位に輝いたほか、徳島県の「阿波おどり」も2年連続で2位にランクイン。前回ランキングで5位だった富山県の「おわら風の盆」は3位へと順位を上げた。
■東北四大夏祭り(1位)
東北地方を代表する四つの大規模な伝統的祭り(青森県「青森ねぶた祭」、秋田県「秋田竿灯まつり」、山形県「山形花笠まつり」、宮城県「仙台七夕まつり」)の総称。各県を代表する行事で、いずれも8月上旬の同時期に開催される。
近年は混雑緩和と快適な鑑賞を目指し、各祭りで有料観覧席の導入や拡充が進む。「青森ねぶた祭」のプレミアム観覧席には、1組約140万円のVIPシートが用意されている。
開催日は、青森ねぶた祭が8月2~7日、秋田竿灯まつりが8月3~6日、山形花笠まつりが8月5~7日、仙台七夕まつりが8月6~8日。

東北四大夏祭り
■阿波おどり(2位)
400年以上の歴史を誇る阿波おどりは、その起源についてさまざまな説がある。盛んに踊られるようになったのは1586年、徳島藩祖・蜂須賀家政が藍や塩などで富を蓄積したころからといわれ、藍商人が年を重ねるごとに阿波おどりを豪華にしていき、市民社会に定着。自由な民衆娯楽として花開くという歴史を持つ。
今年は8月11~15日に開催。昨年度からは総称が「THE AWAODORI」へと刷新され、2026年はさらなる演出の進化が期待されている。昨年大好評だったオープニング「匠の舞台 優りび」や、選ばれし各連(団体)による「夢の舞台 祭りび」など、屋内舞台公演も必見。12日からは市街地の屋外会場でも複数の演舞場が設置され、間近で踊り手の熱気を感じとることができる。
観光バス専用の公式駐車券も、予約サイトで受け付けている。

阿波おどり
■おわら風の盆(3位)
毎年9月1~3日にかけて開催。立春から210日目に当たる初日の9月1日は、台風到来のシーズンと重なる「風の災厄日」とされてきた。豊作を祈るとともに、風の災害が起こらないことを願う行事として「風の盆」という名称が付いたといわれている。
哀愁漂う胡弓や三味線の生演奏に合わせ、編み笠を被った踊り手が町流しを行う幻想的な祭りで、国内外から多くの観光客が訪れる。沿道から町流しを観覧できるほか、屋内ステージでの競演会も行われる。

おわら風の盆の踊り子
■祇園祭(4位)
ユネスコ無形文化遺産にも登録された、日本を代表する夏祭りの一つ。千年以上の歴史を持つ八坂神社の祭礼で、7月1日(吉符入)から31日(疫神社夏越祭)までの1カ月にわたって多彩な祭事が行われる。中でも17日(前祭)と24日(後祭)の山鉾巡行、夜の風情を楽しめる宵山には大勢の人々が訪れる。
「メインイベントである山鉾巡行を確実に楽しむには、有料観覧席の確保がおすすめ」と同社。一般席のほか、専属講師による解説付きの観覧席やプレミアム観覧席も用意している。
■よさこい祭り(5位)
今年は8月9~12日の4日間開催。9日が前夜祭、10、11日が本番、12日が全国大会・後夜祭となっている。伝統的なメロディーに現代的な音楽やダンスを融合させた独自のパフォーマンスが、約1万8千人の踊り子によって繰り広げられる。
市内各地に点在する競演場や演舞場では、熱気を感じつつ至近距離で観覧することができるほか、落ち着いて楽しみたい場合は、追手筋会場に有料の桟敷席も用意されている。
■五所川原立佞武多(6位)
高さ約23メートル、重さ約19トンという巨大な山車が市街地を練り歩く。
今年は8月4~8日に開催。2年ぶりの新作となる大型立佞武多のお披露目が予定されている。運行ルート沿いには2カ所の有料観覧席も用意される。7月11日には、展示・体験施設「立佞武多の館」のリニューアルオープンも決定している。

五所川原立佞武多
■盛岡さんさ踊り(7位)
盛岡市内で毎年8月1日~4日に開催。1978年に第1回を開催して以来、今年で49回目を迎える。
中央通をメイン会場とし、“魅せる祭り”と“参加する祭り”のコラボレーションを展開。特に、最終日に行われるグランドフィナーレ「世界一の太鼓大パレード」と「大輪踊り」は必見だ。
■五山送り火(8位)
例年8月16日、午後8時から5分おきに点火が開始される。盆の精霊を送る伝統行事で、事前に炎の中に投げ入れる「護摩木」に、氏名や願い事を記して納めることで、厄除けや無病息災を願う。
最初は東山に右大文字が浮かび上がり、続いて松ヶ崎に「妙」「法」、西賀茂に船形、大北山に左大文字、嵯峨に鳥居形が点く。これら五つの送り火は、全て京都市登録無形民俗文化財に登録されている(点火時間は各山とも約30分間)。
鑑賞スポットには、大文字が見られる京都御苑、複数の送り火が見られる京都タワーや高層階ホテルの屋上などが人気。阪急交通社では、夕食会場のホテル屋上から五山の送り火を眺められるプランを用意している。
■弘前ねぷたまつり(9位)
青森県弘前市内で、毎年8月1~7日に開催される。「青森ねぶた祭」が人形型の山車で知られるのに対し、弘前のねぷたまつりは扇形が主流。その優美な造形と「ヤーヤドー」の掛け声は独特で、この地域ならではの雰囲気を楽しめる。
有料の観覧席が設けられており、特に審査員席の向かいで観覧できる特別観覧席は、弘前の地酒や津軽の弁当も用意されている。観覧は立ち見でも可能だ。




