河口湖観光協会と台中市民宿協会、観光交流協力でMOU 宿泊・観光サービスで交流強化


 山梨県の河口湖観光協会(外川凱昭会長)と台湾の台中市民宿協会(陸冠全理事長)は13日、観光友好交流協力に関する覚書(MOU)を交わした。台中市の民宿産業と、富士河口湖地域の観光産業の発展を促進するため、情報交換、相互PR、宿泊・観光サービス分野の交流協力を進める。

 台中市政府観光局の観光PR訪問団の来日に伴い、同日、東京都港区の品川プリンスホテルで旅行会社向けに開いた「2026台中観光プロモーション交流会」の中で締結式を行った=写真。

 富士河口湖町観光連盟理事長の堀内貴丈氏、富士河口湖町議会議員の外川満氏も出席。台中市政府観光旅遊局副局長の蔡宗登氏、台湾観光協会東京事務所所長の王紹旬氏も同席した。

 西湖観光協会を中心とする富士河口湖町観光連盟が昨年4月と10月に台中国際旅展へブースを出展。台中市政府観光旅遊局や現地の民間関係者とのつながりが生まれた。今年1月には西湖観光協会の関係者が台中を訪問し、双方の観光地・宿泊施設の類似点を踏まえ、MOU締結の検討が本格化した。4月24日には台中市内で富士河口湖町観光連盟の連絡事務所開設と観光協力・連携に関する相互協定の調印式も行われた。こうした官民一体の交流の積み重ねがMOU締結につながった。

 覚書には三つの柱を明記。双方の観光旅行市場に関する情報交換、各自のマーケティングチャネルを通じた相互PR、そして観光プロモーション・宿泊サービス・関連文化分野における多様かつ柔軟な方法での交流強化。具体的な個別活動は今後の協議に委ねられているが、相互送客の促進と観光サービスの質向上を共通の目標とする。

 MOU締結後、5月15日には台中市政府観光旅遊局の蔡宗昇副局長を団長とする訪問団が富士河口湖町役場を訪れ、渡辺英之町長、中村拓郎町議会議長らを表敬訪問した。訪問団には、台中市民宿協会の陸冠全理事長をはじめ、ホテル総経理、民宿経営者、旅行業者、観光プロモーション関係者ら21人が参加。行政と民間が一体となった訪問となった。

 台湾は、富士河口湖町にとって重要な観光市場の一つ。今年3月末には台中―東京(成田)間の定期便が就航し、両地域間のアクセスが大幅に向上した。今回のMOUはその追い風を受けた。

 
 
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