シティエクスプレスbyマリオット大阪難波南の外観
米ホテル大手のマリオット・インターナショナルは7日、大阪市西成区に”Z世代”をターゲットにした中価格帯のビジネスホテル2軒をオープンした。同区には「日雇い労働者の街」と呼ばれるあいりん地区がある。訪日客には「ディープカルチャーが楽しめる街」として近年人気が出ており、若年層を中心にインバウンド需要が取り込めると判断、外資系ホテル初の進出となった。
見た目(ビジュ)重視という「シティエクスプレスbyマリオット」ブランドとして、大阪メトロ花園町駅至近の「大阪難波南」(143室)、JR新今宮駅前の「大阪新今宮」(100室)を同時開業した。宿泊料金はいずれも1泊1室1万円から1万5千円。
運営は外資系ブランドのホテル開発やアセットマネジメントを手掛けるパシフィカグループが担う。パシフィカホテルズの中村彰男執行役員によると、ロビーや客室には西成を象徴するアートや写真を配置し、宿泊客の地域への興味喚起、および回遊を促す。
同日、大阪難波南で開業式典が行われた。来賓の溝畑宏・大阪観光局理事長は「西成エリアはディープな大阪を体験できるゾーンだ。新しい大阪の魅力をこのホテルと一緒になって発信したい」と期待した。
マリオット・インターナショナル日本・グアム担当マーケットヴァイスプレジデントの田中雄司氏は「インバウンドのお客さまが求めているのは体験であり、ディープカルチャーが多いこの周辺は歩くだけでそれができる場所だ」と需要取り込みに自信をみせた。
同ブランドの開業により、「フォートポイント フレックスbyシェラトン」「シリーズbyマリオット」と合わせ、マリオット・インターナショナルが展開するビジネスホテルの全ブランドが、世界で唯一、大阪に集まることになる。

シティエクスプレスbyマリオット大阪難波南の外観




