20日、青森県でマグニチュード7.5、震度5強の大きな地震があった。東京でも揺れを感じた。東北、北海道の太平洋沿岸地域で津波警報が発せられた後、津波の到達が相次いで報じられ、17万2千人に避難指示が出された。15年前の東日本大震災の震源地に近く、今後も心配される。
18日に長野県北部で震度5強の地震があったばかりである。また、大きな被害が出た熊本地震から14日で10年がたち、復興の現状がメディアで報道された。今回は北海道・三陸沖後発地震注意情報が出て、災害から命を守るための意識と防災対策が詳しく説明された。当面、当該地域への観光にも大きな影響が及ぶとみられる。ゴールデンウイークを前にして被害や風評が大きくならないことを願いたい。
長らくテレビのニュース枠を支配していた京都府南丹市の児童行方不明事件は、父親が子を殺害し、遺体を遺棄するという最悪の結果となった。どんな動機があったのか、捜査を待たねばならないが、血縁はないにしろ、わが子となった同居家族を殺害することによるメリットは皆無である。後の人生を考えると、全てがマイナスだ。戦国時代の敵討ちや跡目争いではないのだから、小学生への憎しみや、強い動機があったとは思えない。心の闇による、前後の見境もない、衝動に駆られて起こした事件だと推測する。
幸い私は人を殺す衝動に駆られたことはなく、理解しがたい事件である。動機の解明に加え、ストーカー殺人を含む殺人犯罪を起こさない、命の尊厳を大切にする人間力の回復や、その教育をいかにすべきかを問題提起し、解決に向かわせなければならない。
文明が進化し、DXが進み、AIが人間の知力や労力にとって代わろうとする時代になっても、人間は稚拙であり、精神面の進化がないように思える。学校においては、認知能力を育む教科学習以外にも、非認知能力である人間力を育むチャンスはある。
しかし、それを教えられる教員はほとんどいないと言っていい。多くは大学卒業後、すぐに先生と呼ばれて教壇に立つ。一般社会で働いた経験がないまま、一般社会とは異質な学校という社会に入るから、頭の中に人間力という意識が湧かない。
生徒の保護者は面倒で関わりたくない存在となり、保護者もその弱みに付け込む。昔は地球上に生息していなかったモンスターペアレントが出現し、多くの教員はそんな保護者におびえながら生きている。わが子優先の圧がある保護者に振り回されている。理不尽な保護者とは闘う覚悟が必要である。そんな場面にも人間力が必要になる。
モンスターペアレントに負けないぐらい悪い政治家がいる。国家第一主義と言いながら、自身の利権、保身、選挙優先、私利私欲、変なプライドが目立ち、国民の生活をないがしろにすることがあまりにも多い。
教員も政治家も、進化をしていない。犯罪に手を染める人間も多い。児童・生徒は当然ながら、全ての人間が人間力を養う体験教育プログラムを人生の必須とすべきである。人間の進化なくしては未来は開けない。




