ヒルトンは4月27日、東京・目黒の「ホテル雅叙園東京」を「雅叙園東京 LXR ホテルズ&リゾーツ」としてリブランドすることを発表した。2027年の開業予定。約100年の歴史を誇る名宿が、ヒルトンのラグジュアリーブランド「LXR ホテルズ&リゾーツ」の一員として、東京に初進出する。
約100年の歴史と LXR の融合
本ホテルは、世界有数の投資会社ブルックフィールドが所有し、ヒルトンが運営する。一部施設の改修を経て2027年に正式開業する予定で、それに先立ち2026年半ばには宿泊および料飲施設の運営を再開する。
客室数は60室。オールデイダイニングやスペシャリティレストランなど5つの料飲施設、フィットネスセンター、スパ、約5,700㎡のミーティングスペースを備える計画だ。
アクセスは、JR山手線西口・東急目黒線・東京メトロ南北線・都営三田線「目黒」駅から徒歩約3分。春には目黒川沿いの約800本の桜並木も楽しめる立地。
東京都指定有形文化財「百段階段」も現存
「ホテル雅叙園東京」は、美術や意匠を特徴とする空間として広く知られ、東京の文化とホスピタリティを象徴する存在として親しまれてきた。館内に現存する唯一の木造建築「百段階段」は、東京都指定有形文化財として保存されている。
国内2軒目の LXR ブランド
今回の開業は、2021年9月に開業した「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts」に続く、国内2軒目の LXR ブランドホテルとなる。国内ではさらに、2028年開業予定の広島および箱根強羅、北海道・ニセコでも同ブランドの開業を予定している。
「LXR ホテルズ&リゾーツ」は現在、開業予定を含め約40軒を擁するラグジュアリーコレクションブランド。世界各地の魅力的なデスティネーションに厳選されたホテルを展開し、それぞれの土地が持つ独自の文化と個性を反映したラグジュアリーな体験を提供している。ブランドシグネチャープログラム「Pursuit of Adventure(冒険への追求)」を通じ、各地の没入型体験を提供するのも特徴だ。
各社コメント
ブルックフィールドの日本における不動産事業責任者・土田育新氏は、「日本のホスピタリティセクターは近年、需要の回復と供給制約を背景に、際立ったパフォーマンスを示しています。当社は、この象徴的な資産について、新たな運営会社としてヒルトンと提携できることを大変嬉しく思います」と述べた。また「ブルックフィールドは、本ホテルのリブランドに大規模な投資を行い、地域コミュニティに資する拠点であると同時に、東京を訪れる国内外の旅行者にとって魅力的な体験を提供するデスティネーションの創出を目指します」とコメントした。
ヒルトン日本・韓国・ミクロネシア地区代表のジョセフ・カイララ氏は、「このたび、約100年にわたる歴史と伝統を持つホテルを『LXR ホテルズ&リゾーツ』として東京に開業できることを、大変光栄に思います。同ブランドならではの、地域に深く根ざした本物の体験と、お客様一人ひとりの想いやニーズに寄り添ったパーソナライズされたサービスを通じて、心に残る特別な滞在をお届けできる日を心待ちにしております」と語った。
ヒルトン日本・ミクロネシア地区開発担当副社長の藤本博久氏は、「近年、国内においてラグジュアリーブランドの需要が高まる中、東京初進出となる『LXR ホテルズ&リゾーツ』において、国内外のお客様へ新たな魅力を発信してまいります。60年以上にわたる日本でのホテル運営経験を活かし、歴史あるホテルの伝統を大切にしながら、同ブランドの特長でもある冒険心や刺激を求める旅行者のニーズにお応えしてまいります」とコメントした。
ヒルトン・オナーズの特典も利用可能
「雅叙園東京 LXR ホテルズ&リゾーツ」は、ヒルトンの27ブランドを対象とするゲスト・ロイヤリティ・プログラム「ヒルトン・オナーズ」の対象ホテルとなる。ヒルトンの公式チャネルから直接予約したヒルトン・オナーズ会員は、ポイントと現金を組み合わせた柔軟な決済オプション、会員限定割引、無料の標準 Wi-Fi などの特典を利用できる。ヒルトン・オナーズ・アプリからは、客室選択、チェックイン、デジタル・キー(国内一部ホテルでは未導入)の利用も可能だ。
ヒルトンは現在、世界143の国と地域に9,100軒以上(130万室以上)のホテルを展開。日本では9ブランド・35軒のホテルを運営している。「ヒルトン・オナーズ」の会員数は2億4,300万人以上に上る。




