道後温泉は、100万回再生突破のYouTubeオリジナルアニメ「火の鳥”道後温泉編”」で1日、多言語字幕を開始した。
愛媛県松山市・道後温泉では、道後温泉本館の保存修理工事の期間中、営業しながら工事を行っていること、期間中も入浴を楽しめること、この期間にしかないプレミアムな魅力を「日本文化の再生」をテーマに全国に発信する「道後REBORNプロジェクト」を展開中。
「道後温泉本館」は時代を超えて人々を癒し続けてきた命の泉、「火の鳥」は時空を超えて人類を導く永遠の生命の象徴として、手塚治虫のライフワークといえる「火の鳥」とコラボし、手塚プロダクションによるオリジナルアニメーションの制作や、本館北面では火の鳥のオブジェを中心に、 デジタルアートの大手ネイキッドによるプロジェクションマッピングを連夜開催している。
■オリジナルアニメーション『火の鳥”道後温泉編”』が100万回再生を突破
2019年3月に予告編が公開され、5月にプロローグ「大国主と少彦名」~第1話「聖徳太子、来浴」、2020年2月に第2話「子規と漱石」を公開し、9月15日に合計再生回数100万回を突破した。また、本作『火の鳥“道後温泉編”』プロローグ~第1話は、9月16日~27日まで開催された「国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2020」の「第9回観光映像大賞(観光庁長官賞)」の最終選考作品(5作品)に選定されている。
プロローグ「大国主と少彦名」 第1話「聖徳太子、来浴」
時空を超え、「火の鳥」が道後温泉の歴史や物語に登場し、道後温泉の時代の転換期には火の鳥が道後温泉を導いてきたというストーリー。プロローグは道後温泉に伝わる玉の石伝説を、第1話は西暦596年の聖徳太子の来浴伝説などが分かりやすく楽しめ、幅広い世代が楽しめる作品だ。
©手塚プロダクション/松山市 2019
第2話「子規と漱石」
神話時代から飛鳥時代を描いた第1話までに続き、第2話は明治時代。
現代の道後温泉本館は、明治27年に初代道後湯之町町長 伊佐庭如矢が改築しました。翌明治28年に、正岡子規と夏目漱石が、連れ立って道後温泉本館を訪れる、よく知られたエピソードが題材で、日本の近代文学の礎となる二人の熱い友情と、それを見守る火の鳥の物語が描かれている。
©手塚プロダクション/松山市 2020
舞台が未来へと移る、第3話「そして、未来へ」 は現在制作中
道後温泉本館ラッピングアートは、さまざまな時代で道後温泉を守ってきた人々が、火の鳥の力でタイムスリップを起こし、現代に現れたようなファンタジックな世界が描かれており、第3話では、そのファンタジーの世界がそのままアニメーションになる。
タイムスリップを起こすカギになる人物は、道後が生み出した偉人の一遍上人。それまでの型にはまらず民衆の救済を説いた一遍上人役の声優を、俳優の板尾創路が務める。
■10月1日より、第2話「子規と漱石」の多言語字幕スタート
すでに公開されている第1話の多言語版が好評であり、続いて第2話の英語、韓国語、中国語(簡体、繁体)字幕版を作成、10月1日午後1時よりYouTubeで公開した。
■道後REBORN2020キャンペーンも展開中!
8月7日から道後REBORN2020キャンペーンがスタートし、道後温泉から「再生」や「癒し」のメッセージ、医療従事者への「感謝」や「エール」を伝えるため、「青の火の鳥」が登場している。また、道後温泉本館の北側に設置していたウォールアートも一新した。テーマは、「時代を超えるMESSAGE」。神話、飛鳥、江戸、明治から昭和と、オリジナルアニメーション「火の鳥“道後温泉編”」で描かれる5つの時代の絵図や写真と、「火の鳥」のグラフィックや手塚プロダクション描き下ろしのマンガがコラボレーション。原作「火の鳥」の有名なセリフを描き、「今」を生きる私たちへの時代を超えてメッセージを伝えている
これに伴い、以前設置していたウォールアート=「火の鳥“道後温泉編”」オリジナル漫画パネルは、道後温泉本館から約200mの距離にある新たな温泉施設、道後温泉別館 飛鳥乃湯泉の回廊で新たなフォトスポットとして活用されている。
場所:道後温泉別館 飛鳥乃湯泉 回廊(椿の湯側) (松山市道後湯之町19-22)
期間:~2021年3月31日までを予定
今後も様々な期間限定のコンテンツを発信し続ける道後REBORNプロジェクトに、是非注目して欲しい。
■道後REBORN公式サイト
https://www.dogoreborn.info/
■道後温泉公式サイト
https://dogo.jp/
「火の鳥」 ©TEZUKA PRODUCTIONS