日本は「リラックス目的」最多、「孤独感緩和」実感は最低
デルタ航空は3月、初のグローバル調査レポート「Connection Index: Why We Fly(コネクション・インデックス:なぜ私たちは飛行機に乗るのか)」を発表した。調査はブラジル、カナダ、イタリア、日本、メキシコ、南アフリカ、韓国、英国、米国の9か国・9,000人の旅行者を対象に実施。旅をする動機と、旅がもたらす感情を国際比較した内容となっている。
本調査はWakefield Researchが2026年2月24日から3月4日にかけて、Eメールによる招待とオンライン調査の形式で実施した。各市場につき1,000人の回答割当(クオータ)を設定。「旅行者」の定義は、過去12か月以内に1回以上航空機を利用して旅行をした人としている。
レポートは、デジタルへの傾倒が進む現代において、なぜ旅行者が本物の体験を重視するのかを掘り下げた内容だ。「多くの日常生活がスクリーン越しに展開される中、旅行者は『実際に世界に出て、自分の目で体験すること』の重要性がますます高まっていると感じている」と報告している。
旅行への欲求――世界は84%、日本は75%で最低
世界の旅行者の84%が、「世界情勢にかかわらず、新しい場所や人とつながるために旅行したいという強い欲求を感じている」と回答した。この傾向は特にZ世代およびミレニアル世代で顕著だという。
一方、日本は75%で9か国中最も低い数値となった。
国別に「非常にそう思う」の割合を見ると、ブラジル58%、南アフリカ60%が突出して高い。カナダ37%、イタリア35%、英国38%、米国39%が中程度に位置し、メキシコ43%がやや高め。韓国19%、日本17%が特に低い水準となっている。
AI時代の「リアル体験」志向――日本は54%で最低
79%が「AIによって多くのコンテンツが生成・改変される時代だからこそ、実際にその場で体験することにより大きな意味を感じる」と回答した。
日本はこの設問でも54%と9か国中最も低い数値にとどまった。
旅行と孤独感の緩和――男性82%、日本の「非常にそう思う」は15%で最低
80%が「旅行は新しい人々とのつながりを生み、孤独感を和らげる助けになる」と回答。特に男性では82%と高い数値を示した。
日本では「非常にそう思う」と回答した割合が15%にとどまり、9か国中最も低かった。
オンライン発信が旅のきっかけに――日本は「何度もある」が45%で最高
73%が「オンラインで初めて知ったものを実際に見るために旅行をした経験がある」と答えた。
この設問で「何度もある」と回答した割合は、日本が45%と9か国中最も高かった。デジタル上での発見を現実世界での冒険へとつなげる傾向が、日本の旅行者に強く見られる結果となった。
日本の旅行観――「ご褒美・贅沢」64%、「完全にリラックス」55%でいずれも最多
日本の旅行者の64%が「旅行を自分へのご褒美や特別な贅沢と捉えている」と回答した。また、理想的な休暇の在り方として55%が「日常から離れ、完全にリラックスして過ごせること」を挙げ、いずれも9か国中最も多い結果となった。
デルタ航空は「これらの調査結果は、場所や人、そして新たな視点とつながる上で、旅行が今なお大きな役割を果たしていることを浮き彫りにしている」としている。





