ＪＴＢは11日、訪日外国人観光客向け国内パッケージツアー「ＪＴＢサンライズツアー」の2019年（1～12月）商品を発売した。人気コースである「9日間ジャパン・コンビネーション・パッケージ」のカップル、ハネムーナー向けプランを新たに設定。東京、京都の宿泊ホテルはダブルルームを中心に、箱根の旅館では露天風呂付き客室を用意し、2人だけの時間をゆったりと過ごしたいという要望に幅広く対応できるようにした。
2019年度上期（19年4～9月）に展開する国内旅行活性化キャンペーン「日本の旬 国立公園」と同調し、日本全国の国立公園を訪れる商品も発売。特に、秋に開催されるスポーツ世界大会に合わせ、会場となるそれぞれの地方都市からアクセス可能な国立公園の商品を豊富に取りそろえ、日本の美しい秋を楽しんでもらえる商品を提供する。
不動の人気を誇る富士山方面の商品を拡充。忍野八海でのサイクリングに忍者体験を加えた1日バスツアーや、富士山が見える河口湖の宿に泊まる1泊2日のバスツアーなどを新たに設定した。
新幹線と宿泊がセットになったトレイン＆ホテルパッケージは、東北方面を追加。川沿いの石畳の道をガス灯がノスタルジックに燈す銀山温泉に宿泊する「山形新幹線で行く絶景の銀山温泉と山寺『立石寺』へ 1泊2日」や「東北新幹線でいく会津若松と大内宿 夜間ライトアップタクシー観光2日間」などを販売する。
体験型商品の充実も図る。これまでの着物の着付けや茶道教室などの伝統的な体験に加え、夜のアクティビティ・エンターテインメント商材として、「ＶＲエンターテインメント体験」プランを発売。外国人の訪日動機でもある最先端テクノロジーとアニメ文化という日本の近代的な側面を存分に体感できる。
