東武トップツアーズはこのほど、島根県隠岐諸島の一つ、中ノ島の海士町で地域観光プロデュース事業を行う海士(青山敦士社長)と、人事交流に関する協定を締結した。
海士は、海士町でジオパークの拠点となるハイラグジュアリーホテル「Ento」を運営するほか、地域観光プロデュース事業を手掛けるなど、大山隠岐国立公園や隠岐ユネスコ世界ジオパークに指定される隠岐諸島の活性化に大きく寄与している。そこで同社が目指す観光業を基点とした地域の活性化や、経営理念である「人が主人公・財産」を踏まえた取り組みを、両社の人事交流を経てさらに発展させることを目的に、今回の協定締結に至った。
現在、今年1月から同社の社員1人、4月から海士の社員1人が半年間の出向を実施。地域と都市部の人材交流による多様な業務経験、それらを通したキャリア形成を通して、互いの事業への相乗効果を高めることを目指す。