ブッキング・ドットコム（オランダ・アムステルダム）の日本法人ブッキング・ドットコム・ジャパン（東京都港区、オセアニア・北アジア地区統括ディレクター、アダム・ブラウンステイン氏）は10日、日本での事業開始10周年を記念するＰＲイベントを東京都内で開いた。
同社西日本地区統括部長の高木浩子氏は「2009年、東京・渋谷にオフィスを開設。現在のオフィスは、東京が表参道と大崎の2カ所で、大阪、福岡、札幌、那覇を加えた6拠点となっている。従業員数は300人で、そのうち200人はカスタマーサービスとして都内に勤務している」と話した。
日本国内の4月10日時点での掲載室数は94万室で、内訳はホテル・旅館（シティホテル、ビジネスホテル、リゾートホテル、旅館、ホステル、カプセルなど）が89万4千室、民泊に分類されるバケーション・レンタル（ヴィラ、寺、町家、ロッジ、アパートなど）が4万6千室。
グローバルレベルの展開については、「総掲載室数2800万室で、1日当たりの宿泊予約数155万件。70カ国・200拠点で1万7千人以上が働いており、対応言語は43言語」（高木氏）と説明した。
パネルディスカッション「パートナー施設が見るブッキング・ドットコム」には、同社東日本地区統括部長の山上洋平氏、プリンスホテル専務執行役員・東京シティエリア統括総支配人の武井久昌氏が登壇した。武井氏は、ブッキング・ドットコムとの8年間の取引を通じて感じているメリットとして（1）直前（直近）予約が入ってくること（2）（インバウンド予約が入ることで、平日と休日・休前日の）予約が平準化したこと（3）世界中のさまざまな地域からまんべんなく集客できるようになったこと―を挙げた。最近の傾向として「来日してから宿泊予約をするインバウンド客が増えてきているようだ」とも語った。
イベントにはタレントの関根麻里さん、お笑いコンビのアルコ＆ピースも登壇し、旅の思い出やエピソードを語った。
