フィンエアー、成田・名古屋・関空路線を7月再開


 フィンエアーは18日、成田・名古屋・関空路線について、7月に再開の見通しを発表した。

フィンエアー(本社:フィンランド・ヘルシンキ、社長兼 CEO:トピ・マンネル、IATAコード=AY)は、7月より、東京(成田)、名古屋、大阪(関空)など長距離運航を含む航空路線の運航を徐々に再開いたします。スケジュールは月ごとに見直し、渡航制限が解除され需要が回復し始めた市場からスケジュールを更新・増便していく予定です。

まず7月からは、フィンエアーにとって重要なアジアを中心に長距離運航を、段階を踏んで徐々に開始いたします。予定しているのは、東京(成田)、名古屋、大阪(関空)、北京、香港、上海、シンガポール、ソウル、バンコクの路線で、次いで8月にはデリー便とニューヨーク便を、11月には東京(羽田)便を就航する予定です。さらに、冬期休暇シーズンには、マイアミ便、クラビ便、プーケット便の就航も予定しています。
※東京(成田・羽田)、名古屋、大阪(関空)線は共同事業パートナーの日本航空・ブリティッシュエアウェイズとの共同運航便です。

一方ヨーロッパ路線においては、主要都市に焦点を当て、7月にベルリン、ブリュッセル、ロンドン、モスクワ、パリなど26都市に就航いたします。さらに8月にはバルセロナ、ミラノ、マドリード、ローマ、ワルシャワへの運航を開始し、夏期休暇シーズンには、南ヨーロッパ地域への特別便も運航する予定です。また国内路線も6路線を皮切りに7月より順次運航を再開いたします。

フィンエアーのCCO (Chief Commercial Officer)のオーレ・オリベール(Ole Orvér)は、「7月以降、航空業界は徐々に回復すると予想しています。私たちは7月において通常便の約30%の運航を目指しており、アジアの主要都市への長距離運航も予定しております。私どもの調査によると、多くの方がすでにビジネス旅行とレジャー旅行の両方を計画しており、私たちはこの需要に応えていきたいと考えております」と7月の運航再開への期待を述べています。

なお、欠航便にご予約をお持ちのお客様については、フィンエアーまたは航空券販売店を通じて6月30日までにご連絡いたします。2020年7月から2021年3月末までの期間に欠航となる便についてはフィンエアーウェブサイトにてご確認いただけます。また4月1日から6月30日の運航については航空券の有効期間内で他のフライトに変更いただくか、払い戻しをさせていただくことが可能です。さらに、フィンエアーが目的地まで運航しているにもかかわらずお客様のフライトがキャンセルとなった場合は、代替便をご提供いたします。

2020年の夏期スケジュールおよび2020/2021年の冬期スケジュールにおいて、欠航路線情報や詳細に関しては、フィンエアーのウェブサイトより「旅行の最新情報」をご参照ください。

~お客様の健康を守る新たな措置も導入~

各国で旅行制限が解除されるにつれ、航空業界が徐々に回復し始めるなか、フィンエアーはできる限り安全な空の旅を提供するために、新たな措置をとりお客様をお迎えする準備をしています。

フィンエアーは今春より、お客様と従業員の健康を守るためにいくつかの変更を既に実施しています。サービスにおける手順や機内サービスの見直しをはじめ、機内では可能な限りお客様同士が距離を取ってお座りいただけるよう対応をしております。また、お客様へのサービス各所にはプラスチック製のシールドを設置し、航空機の清掃を強化しました。さらに、カスタマーサービス担当者がお客様の旅行書類や荷物に直接触らない「ノータッチポリシー」も設けています。

今後、お客様にとっての最大の変化は、飛行中もマスクの着用をお願いすることですが、フィンエアーは搭乗プロセスにおいて、いくつかの変更を加える予定です。業界における一般的措置構築と同様、当局による規制と指示を考慮し、下記の変更措置を5月18日発効から当面8月末まで実施する予定です。

空港にて:
– お客様には、空港で1m以上のソーシャルディスタンスを維持していただきます。
– フィンエアーの空港スタッフは全員マスクを着用します。

搭乗に関して:
– シャトルバスでは、可能乗車数の最大50%までとします。
– 後方座席のお客様から機内にお入りいただきます。
– 着陸後は、グループごとに分かれて前方座席のお客様から順に降りていただきます。

機内にて:
– お客様は可能な限り他のお客様と十分な間隔を取っていただくようお座りいただきます。
– 機内での不必要な移動を避けるために、お客様には機内持込荷物の量を最小限にしていただきます。
– 航空機の清掃は、高接触領域において特に重点を置いて強化しています。
– 機内において、お客様は衛生用ウェットティッシュをお配りいたします。
– 機内サービスにおいては、お客様と客室乗務員との接触を減らすよう調整します。

マスク着用に関して:
– フィンエアーの客室乗務員は、飛行中はサージカルマスクを着用します。
– すべてのお客様は、搭乗から機内から出るまでマスクを着用していただく必要があります。
– お客様には、鼻と口の両方を覆うマスクを持参していただきます。
– 7歳未満の子供はマスクを着用する必要はありません。
– マスク着用の免除に関しては、フィンエアーメディカルデスクから事前に許可を得る必要があります。

フィンエアーは、これらの措置を定期的に見直し、必要に応じて更新していきます。また、フィンランドの空港運営企業フィナビア(Finavia)も、新しい措置を導入しています。空港でのお客様対応スタッフは、サージカルマスクを着用しており、空港内フロアは、ソーシャルディスタンス規定を守るためにフロアステッカーでマークを施しています。お客様へのサービス各所においてはプラスチック製シールドを装備し、様々な場所でハンドサニタイザーの利用が可能となっています。

フィンエアーのカスタマーエクスペリエンス部門責任者、ピーア・カルフ(Piia Karhu)のコメント:
「航空旅行は徐々に回復し始め、乗客数も増え始めています。私たちは皆様に安心して飛行機をご利用いただきたいと考えています。新たな措置を追加することにより、空港及び機内においてお客様と従業員の安全へのサポートをいたします。お客様にはご自身でご用意いただいたマスクをつけて搭乗していただき、フライト中も着用をお願いします。空港でのお客様対応スタッフおよび客室乗務員はサージカルマスクを着用します。マスクの使用が普及し、感染症からお客様を守るため、このような措置をとることにいたしました。全員がマスクをすることでお互いを守るためです。また、お客様には、できるだけ荷物を少なくして、オンラインまたはモバイルアプリでチェックインすることをお勧めします。これにより、空港での待ち時間の短縮や接触を減らすことができます。また、Covid-19感染症の疑いが少しでもある場合や呼吸器系の症状がある場合には、飛行機に搭乗できないこともご理解していただいていると思います。」

 
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