【道標 経営のヒント 176】ホテレス2019へのお誘い 佐々山建築設計社長 佐々山茂


 私が活動している公益社団法人国際観光施設協会は、主催者団体の一つとして、国際ホテル・レストラン・ショーに「日本のこころ」をメインテーマに毎年出展しています。今年は2月19日(火曜日)から22日(金曜日)の4日間、東京ビッグサイトで開催されます。

 私の担当しているチーム(1)「エコ・小のこころ」では、宿泊業の生産性向上推進活動を主なテーマに、会員企業10社が水光熱量のリアルタイムな見える化、エコ・小な空調、厨房、大浴場のレジオネラ属菌対策、建築的な取り組みなど、各社の得意分野で展示します。

 また、日本旅館協会と共催する「エコ・小無料相談コーナー」では、宿泊施設の経営者の水光熱費や設備的な問題の相談に乗る取り組みを今年も行います。

 その他のチームとしては(2)匠のこころ(感性を通して伝える日本らしさ)(3)旅するこころ(話題のホテルと観光データを展示。宿泊のいまを伝えます)(4)木づかいのこころ(ウッドデザイン賞入賞の管理用木柵「ki―saku」その後3事例の展示他)(5)巧みのこころ/Aiと観光施設(厨房から食堂、宴会場への自律移動型ワゴンの展示実演)(6)巧みのこころ/新ユニバーサルデザイン客室研究(新電動車いすを採用したユニットバスの展示およびデモンストレーション)(7)耐震研究会(ホテル・旅館の耐震改修:助成金を用いた耐震改修の事例の展示)(8)交流部会(観光資源ともてなしを探る試みを通じて人の輪を拡げていきます)と、タイムリーな話題を提供しています。

 期間中はそれぞれのブースで担当委員がご説明やご相談をします。その中でも会員メンバーで研究開発中の自律移動型ワゴンを会場で動かす試みや、電動車椅子で利用するユニットバスの実物大の展示は見ごたえがあります。

 また事前登録制のホスピタリティーデザインセミナーでは最新潮流のホテル10軒を事業者、設計者が直接講演するセミナーを期間中毎日開催します。

 協会のメンバーは設計者、ゼネコン、メーカーで、皆さん忙しい仕事の合間にCSV活動として観光産業に役立つ公益活動を進めており、この1年間の活動の成果をホテレスで発表します。この活動は国交省(観光庁)、経産省、環境省や業界関係者にもご支援をいただいております。ぜひホテレス2019の協会のブースに足をお運びください。

 
新聞ご購読のお申し込み

注目のコンテンツ

第37回「にっぽんの温泉100選」発表!(2023年12月18日号発表)

  • 1位草津、2位下呂、3位道後

2023年度「5つ星の宿」発表!(2023年12月18日号発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」「5つ星の宿プラチナ」は?

第37回にっぽんの温泉100選「投票理由別ランキング ベスト100」(2024年1月1日号発表)

  • 「雰囲気」「見所・レジャー&体験」「泉質」「郷土料理・ご当地グルメ」の各カテゴリ別ランキング・ベスト100を発表!

2023 年度人気温泉旅館ホテル250選「投票理由別ランキング ベスト100」(2024年1月22日号発表)

  • 「料理」「接客」「温泉・浴場」「施設」「雰囲気」のベスト100軒