【インターネット徹底集客 303】AI(人口知能)のもたらす未来1 内藤英賢


 ここ数カ月、AI(人工知能)のニュースが非常にホットだ。ChatGPTのリリースに端を発した今回のAIブームは第4次AIブームとも呼ばれているが、今回のブームはブームにあらずで、このAIの進化は恐らく社会に変革を起こすほどのインパクトがあると想定されるので、必ずキャッチアップしてほしい。

 まず、今回のAIは今までのAIと何が違うのかというと、ジェネレーティブ(生成)AIと呼ばれており、その名の通りコンテンツを生成できるという特性を持っている。簡単にいえば、「プロのライターが書きそうな○○というテーマの記事を書いて」と指示すればAIが記事を自動的に生成し、「クリスマスで家族が教会で楽しんでいる画像を作って」と指示すれば、AIが画像を生成できるというものである。そして、これらを人間では到底処理も記憶もできない膨大なデータベースを基に作成している。

 そして、なぜこれがこれほどに話題になっているのかというと、生活圏や仕事圏に確実に影響を及ぼしてくるからである。

 正直、今までのAIのイメージというと、将棋の名人に勝った等のどちらかというと、あまり生活には関係のない話であったが、今回のAIは確実に異なる。例えば、法律に関する膨大なデータを読み込ませた「法律AI」が誕生すれば、法律の専門家に尋ねるまでもなく、法的に是か非か、あるいは過去の判例でどんなものがあったのかを瞬時に答えてくれる可能性がある。

 ただし、懸念点も指摘されている。あらゆる質問に「それっぽい回答」をしてしまうため、偽の情報も混ざってしまう等の点が指摘されている。従って、あくまでも人間のアシスタントとしての役割が強調されている。

 もう一つ話題になっている理由としては、あのGoogleが自社の存続を脅かすものとして捉え、もう一つの巨人マイクロソフトがChatGPTを生み出したOpenAIという会社に巨額の出資を決めた点である。この辺りは次号で掘り下げていきたいと思う。 

 (アビリブ・プライムコンセプト代表 内藤英賢)

 
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