露天風呂から清津峡一望
第991回よその旅館ホテル
――清津峡の景色が評判ですね。
「清津峡は、黒部峡谷、大杉谷とともに日本三大渓谷の一つに数えられています。雄大な柱状節理の岩肌と清流『清津川』など大自然の組み合わせが人の心を捉えます。宿は明治時代に創業。風呂から渓谷美を望めます」
――お風呂は。
「お湯は、天然掛け流し100%の薬湯です。アルカリ性の硫黄泉は肌をツルツルにし、美肌の湯として女性に好評です。露天風呂は清津峡の渓流沿いに面し、浸かりながら新緑、紅葉に見とれる方が多くいらっしゃいます」
――食事は。
「これからの春の季節は、山菜が旬となります。フキノトウから始まり、ウドやカゴミ、アケビなどが採れます。摘んだ山菜はゆがいたりしてお出ししています。ほか、魚沼産コシヒカリやイワナ、ヤマメといった川魚など、地元で採れるものを創作料理として提供しております」
――他に売りは。
「ふるさとに帰ったようなアットホームさがあります」
――客層は。
「薬師の湯を目当てに、中高年の温泉巡りの方が多いです」
――外国人は。
「最近は、雪景色を楽しみにアジア系の方が増えております。宿については、ネットの口コミを見て来たという方が多いです」
――課題、問題点は。
「老朽化した建物の修繕は課題です。全て変えるのではなく、建物の良さを生かしながら少しずつ直していきたいです」
――将来は。
「こじんまりした中に、こじゃれた雰囲気がある宿を目指しています。また、お客さまが注目している山菜料理もより良いものにしていきたいです」
【10室、1泊2食1万2千円(税別)から】
日本三大渓谷の地!清津峡湯元温泉「清津館」