東京都ホテル旅館生活衛生同業組合(齊藤源久理事長=ニューショーヘイ)は5日、東京のホテルメトロポリタンで新年懇親会を開いた。齊藤理事長は2年後の東京オリンピック・パラリンピックに期待するとともに、大会の成功に貢献する姿勢を強調。来賓で出席した東京都の小池百合子知事はオリ・パラが開かれる2020年の訪都外国人客2500万人達成へ、組合員旅館・ホテルの協力を求めた。
齋藤理事長は「五輪の開催でわれわれの仲間がお客さまでいっぱいになるものと期待している。五輪後に東京が世界一の観光都市と言われるよう、行政とともに努めなければならない」とあいさつ。
小池知事は「訪都外国人客は2016年に1310万人。2020年は一気に倍増を目指している。そのために皆さまの協力が必要。日本に来やすい環境の整備を後押ししてほしい。私たちは『RYOKAN』を世界で通じる言葉にするよう、情報発信をしていきたい」と述べた。
工藤哲夫副理事長は、6月に施行される民泊新法に触れ「一部の区では住民とわれわれの意思をくみ、民泊を抑える条例を制定している。行政には違法民泊を早急に取り締まるとともに、条例については、われわれと同様の規制を、民泊にも課すようお願いしたい」と述べた。
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)の多田計介会長、自民党東京都支部連合会の鴨下一郎会長ら地元選出の国会議員、都議会議員ら多くの来賓もあいさつした。