東京都ホテル旅館生活衛生同業組合(潘桂華理事長、ビジネスホテルバン)は4日、東京のホテルニューオータニで組合創立50周年の記念式典を開いた。組合員、来賓など約300人が参加。来賓からは東京都の石原慎太郎知事や地元選出の衆参両議員などがかけつけ、組合半世紀の節目を祝った。
潘理事長は組合50年の歴史を振り返るとともに、「社会情勢が変化し、いまわれわれに求められているのは意識改革だ。組合の活性化はもちろん、社会に貢献し、社会になくてはならない存在に変化しなければならない」とあいさつ。
全旅連の佐藤信幸会長は「全旅連は潘理事長はじめ東京都の皆さまに大変な尽力をいただいている。日本経済は大都市中心によくなっているが、地方はまだ厳しい。来年の全旅連全国大会は山形県で行われる。東京から多くの人に参加してもらい、全国に東京の元気を伝えてほしい」とあいさつした。
式典ではこのほか、組合活動に貢献した343人に表彰状、感謝状が送られた。
祝宴には東京都の石原知事が出席し、2016年オリンピックの東京都招致に関し、「皆さんの仕事は日本のよさを外国人に伝える大事な仕事。日本の本当の価値を世界に知らしめる努力をしてほしい」と、訪日外客の受け皿としての役割に期待を寄せた。
このほか元東京都副知事の青山佾氏が「世界都市東京の将来」と題して講演した。
あいさつする潘理事長
石原知事