
所信表明演説を行う岸田首相(画像=首相官邸ホームページから)
岸田文雄首相は、3日に召集された臨時国会の衆参両院の本会議で所信表明演説を行った。観光政策に関しては経済政策の中で、水際措置の大幅緩和を通じてインバウンドを復活させ、訪日外国人旅行消費額を年間5兆円超にする目標を掲げた。国内旅行の観光支援策「全国旅行支援」にも言及し、コロナ禍からの需要回復、地域活性化につなげるとの姿勢を強調した。
経済政策では、「新しい資本主義の旗印の下で、『物価高・円安への対応』『構造的な賃上げ』『成長のための投資と改革』の三つを重点分野として取り組んでいく」と表明。「物価高・円安対応」の中で、「円安のメリットを最大限引き出して、国民に還元する政策対応を力強く進める」として、インバウンドを推進する考えを示した。
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