10月の台風19号に際し、日本政府観光局(JNTO)が訪日外国人旅行者向けに災害などの非常時の安全情報などを提供している公式ツイッターのフォロワー数が急増した。昨年10月に開設されて以降、フォロワー数は約7千人だったが、台風19号が本州に接近、上陸した10月11~14日の3日間で約2万2千人に増加した。
赤羽一嘉国土交通相は10月18日の会見で、「台風が上陸する直前に外国人の旅行客の皆さまの関心も高まって、多く方々の利用があったものと認識している」と述べた。しかし、継続して対策の強化が必要として、観光庁で外国人旅行者の安全・安心の確保に向けた検討会を開き、対応を協議する考えを示した。
JNTOは台風19号に際し安全情報の公式ツイッターをはじめ、ウェブサイトやSNS、24時間電話対応窓口などで情報提供を実施した。災害など非常時の訪日外国人旅行者への情提提供に関しては、昨年の台風21号、北海道胆振東部地震などを教訓に対策が強化されている。