福岡県は9月29日、県内の宿泊施設や体験プログラムなどで利用できる旅行券「福岡よかとこ旅行券」の第2期分を発売した。これに先立つ16日、東京・銀座で記者発表会が行われ、小川洋知事やお笑いコンビ「博多華丸・大吉」が旅行券の概要説明や県の魅力などを語った。
よかとこ旅行券は、(1)県内の旅館・ホテルなど222軒(2)福津市の「つやざき観光馬車」や飯塚市の「陶芸体験」など256の有料体験プログラム(3)「近代化遺産三池炭鉱と旧三井港倶楽部をめぐる旅」など82の観光タクシーコース—で利用できる。
額面5千円券を2500円、千円券を500円で販売する。また、今回新たに有料体験プログラムと観光タクシーで利用できる額面500円券(販売価格250円)の「やってみたい券」も販売する。「総額6億円になる」と小川知事。
全国の大手コンビニエンスストア約4万9千店で販売する。第1期分(総額3億円)は6月26日に発売。約2週間で完売しており、2期分も早々と売り切れそうだ。
また、日本旅行やじゃらんなど4社のインターネット予約サイトで県外発着の宿泊パックを申し込むと、最大5割引きとなるよかとこ旅行券(電子割引クーポン)もある。利用期間は発行日から1月末まで。
このほか、県内各地にある「よかもん・よかとこ」の写真を撮って応募すると、県内の有名温泉旅館や高級ホテルペア宿泊券が50組に当たる「福岡よかとこフォトハントキャンペーン」も来年1月中旬まで実施する。
小川知事は「この機会に県の魅力に直接触れてほしい」と述べた。県の宣伝部長を務めている華丸・大吉は名産品の試食をしながら、観光PRを行っていた。
法被を着て福岡のよかもんをPRする小川知事(中央)と華丸・大吉