
環境省は11月17日、生物多様性保全推進交付金「エコツーリズム地域活性化支援事業」の2次募集の結果を発表し、支援先として八ヶ岳観光圏エコツーリズム推進協議会(山梨県、長野県)の1件を選定した。同事業では地域の協議会によるエコツーリズム推進全体構想やエコツアープログラムの作成、モニターツアーの実施などにかかる活動経費の一部を国費2分の1以内で支援する。
八ヶ岳観光圏エコツーリズム推進協議会は事業概要として、これまでの通過型観光から自然体験型・滞在型観光にシフトさせることで観光の上質化、地域活性化につなげることを目的に全体構想の作成・認定をめざすとしている。加えてエコツーリズムに関する理解を深めるため勉強会や視察の実施、地域資源調査、ツアーガイド等の人材育成にも着手する計画で、環境省はこれらの活動を支援していくことになる。