福島県檜枝岐村の観光をPRする「檜枝岐新そばの夕べ」が06年12月19日、都内のホテルで開かれた=写真。尾瀬や会津駒ヶ岳などの自然に囲まれた同村は尾瀬檜枝岐温泉を中心に観光業が主力。その魅力を広めてもらおうと、檜枝岐や尾瀬にゆかりの深い首都圏在住者、マスコミなどを招き、特産の「裁ちそば」をはじめ地場料理を出席者にふるまった。
檜枝岐村の星好久村長は「07年度には尾瀬が単独の国立公園に指定されるものと期待している。さらに元気なむらづくりを進めていく。ぜひ檜枝岐村にお越しいただきたい」とあいさつした。
尾瀬は現在、日光国立公園の一部だが、地元では独立した国立公園にしようと要望してきた。環境省が区域拡張などを含めて検討中で、中央環境審議会を経て、07年度中には結論が出る見込み。
檜枝岐村は、江戸時代後期から伝わる「檜枝岐歌舞伎」でも有名。毎年5月、8月、9月の上演日には多くの観光客でにぎわう。さらに四季折々のトレッキングなど自然体験型の観光メニューを設定し、家族客の取り込みにも力を入れている。