北海道の根室市観光協会は、根室半島を巡る遊覧バス「のさっぷ号」=写真=の運行を1日から開始したと発表した。10月末まで毎日運行する。予約制。
根室半島は東西に約100キロ広がる。点在する観光スポットを効率的に巡るため、「のさっぷ岬」と「車石・風連湖」の2コースを設定。いずれもガイド付き。
のさっぷ岬コースは、本土最東端の岬「納沙布岬」を含む4カ所の観光スポットを巡る。「天気がいい日には北方領土を肉眼で見ることができる」という。車石・風連湖コースは、天然記念物の奇岩「車石」や道立の北方四島交流センターなど5カ所を見学する。
料金はのさっぷ岬コースが大人3800円、小人1900円。車石・風連湖コースはそれぞれ3600円、1800円。
のさっぷ号の正式名称は「根室半島一周北方領土問題啓発バス」。観光スポットと合わせて北方領土啓発施設もコースに含まれており、北方領土(歯舞諸島、色丹島、国後島、択捉島)を学び、考えるきっかけ作りの役目も担う。