
東急(東京都渋谷区)と西鉄ホテルズ(福岡市中央区)は7日、業務提携契約を締結し、東急が展開している定額制回遊型宿泊サービス「TsugiTsugi(ツギツギ)」に西鉄ホテルズの運営する18施設が加わることを発表した。
TsugiTsugiは「旅するように暮らす」をコンセプトに、月々一定額を支払い、選択しているプランに応じた日数分、対象宿泊施設を利用できるサブスクリプションサービス。個人向けプランは、30日間の日曜~木曜で2泊可能な「えらべる2」(2万3980円、連続3カ月以上の継続利用が条件)、5泊の「えらべる5」(5万5800円)、日~木で10泊と金曜、土曜、祝前日4泊の「えらべる14」(15万7800円)、30連泊で曜日制限のない「まいにち30」(29万9800円)の4種を展開し、いずれのプランでも同伴者1人まで無料で利用できる。
これまで全国127の宿泊施設が利用対象となっていたが、今回の西鉄ホテルズとの提携により、これまで同サービスの対象外となっていた鹿児島県や大分県の施設が加わることで、九州の対象施設が広がる。
西鉄ホテルズの運営施設では、観光需要の戻りから稼働率が回復傾向にあるものの、出張などのビジネス顧客の利用は依然低調であるため、今回の連携を契機に平日のビジネス利用を増加させ、オフピークの客室稼働底上げを図る。
同ホテルグループの国内18施設は、15日からTsugiTsugi対象施設として参画し、予約を受け付けている。