東京スカイツリー(東京都墨田区)を運営する東武タワースカイツリーはこのほど、訪日外国人観光客対応の案内サービス「Sky Information(スカイインフォメーション)」の運用を始めた。東京スカイツリーの天望デッキ・天望回廊に入場した外国人旅行者に対して、職員が施設案内などを行うとともに、建築構造や歴史なども説明し、可能な限りコミュニケーションを図る。外国人旅行者に対する接客サービスの向上につなげる。
東京スカイツリーのチケットカウンターで行っている外国人旅行者に対する案内経験を生かすことで、「単なる案内係ではない高レベルのホスピタリティを目指す」と東武タワースカイツリー。
ユニフォームは本物の着物生地を使用した和柄のスカーフを採用。見た目にも日本文化を取り入れ、「外国人旅行者とのコミュニケーションのきっかけにしたい」と同社。
対応言語は英語を基本とし、職員により中国語にも対応する。巡回時間は、平日の午後1時から午後6時まで。
開業6周年を迎えた5月22日からサービスを開始した。22日には、天望デッキに設置された東京スカイツリーをかたどった郵便ポスト「スカイツリーポスト」の前で、積極的に外国人旅行者とコミュニケーションを図るスカイインフォメーションの工藤愛実さんの姿が見られた。外国人旅行者への対応について工藤さんは「お客さまに寄り添うおもてなしの心でお迎えしている」と話した。
スカイツリーポスト前で外国人旅行者に対応する工藤さん(左)