日の丸自動車が水陸両用バス披露、東京観光の目玉に


勢いよく入水するスカイダック

勢いよく入水するスカイダック

 日の丸自動車興業(富田浩安社長)は13日、東京都江東区の若洲海浜公園ヨット訓練場で自社の水陸両用バス「スカイダック」の発表会を開いた。来年秋以降に江東区内の施設を利用し、スカイダックによる都内周遊ツアーを行う予定。東京スカイツリーなどもコースに組み入れ、スカイダックを新しい東京観光の目玉として国内外に広くアピールしていく。

 スカイダックはアメリカ製の同社オリジナルバス。車体の大きさは長さ約12メートル、高さ約4メートルで、定員は乗務員含め34人。陸上では最高時速100キロメートル、水上では最高7キロノット(時速13キロメートル)の速さで運行できる。

 同社では8年前から水陸両用バスの導入を計画。5年をかけてオリジナルの車体を製作し、今回の発表に至った。水陸両用バスの入出水には、江東区が旧中川の番所跡に整備、来年秋に開設予定の「川の駅」を予定。東京駅や東京スカイツリーなどを発着地や周遊地とし、川の駅周辺での水上遊覧と組み合わせたツアーを来年中に始める。

 発表会であいさつした富田社長は「スカイダックは、陸上、水上の観光を両方楽しめるだけでなく、水しぶきをあげて入水するときのアトラクション感覚も魅力。江東区ひいては東京の活性化につながれば」と語った。

 また来賓として出席した山崎孝明江東区長、秋山俊行東京都知事本局長も新たな東京観光の目玉に期待を寄せた。

 同社では現在、スカイダックを2台所有するが、川の駅のキャパシティや利用動向を見ながら、5年後をめどに20台まで台数を増やす考え。

 運賃について富田社長は、「利用しやすさの観点から3千円程度が目安」と考えを語った。

 同日には試乗会も実施。車内ガイドの軽妙な案内に合わせてスカイダックが水しぶきを上げて勢いよく水上に着水すると、乗客からは大きな歓声があがっていた。

勢いよく入水するスカイダック
勢いよく入水するスカイダック
 
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