鉄道旅客協会はこのほど、加盟旅行業13社の昨年11月の取扱額をまとめた。それによると、総取扱額は前年同月比2.1%増の3397億4626万円だった。8社が前年同月を上回った。
国内旅行は2.7%増の2083億6125万円。8社が前年を上回ったが、2ケタ増は日本通運のみ。東武トラベルは2ケタ減となったが、国内旅行は総じて好調だったと言えそうだ。
海外旅行は0.6%減の1225億6927万円にとどまった。6社が前年割れだったが、2ケタ減は1社のみ。大手3社ではKNTの健闘が目立つ。
外人旅行は46.5%増の71億8944万円と好調に推移した。1社を除き各社取り扱いを伸ばしており、東武トラベルは前年同月の6倍弱の外客を取り扱った。
この結果、昨年4月からの累計は総取扱額で前年同期並みの2兆5912億9156万円を確保した。この時点で前年実績を上回っているのは阪急交通社やJTB、JTBトラベランドなど4社となっている。
うち、国内旅行は1.5%増の1兆5661億7567万円、海外旅行は2.7%減の9698億6723万円、外人旅行は32.2%増の432億5717万円。国内好調、海外苦戦という傾向が読み取れる。