日韓の観光当局は12月20日、富山県で「第37回日韓観光振興協議会」を開催した。協議会は観光振興における協力を推進するため原則として毎年開催しているもの。今回はポスト・パンデミックにおける両国間の観光交流の急速な確認に喜びを示すとともに、さらなる促進について認識を共有。地方誘客の促進と相互交流の活性などについて意見を交換し、確認文書に署名した。
確認文書では、コロナ以前の水準である相互交流1000万人の達成をめざし双方努力することや、地方誘客の促進に向け、自然や文化、歴史などの地域固有の観光資源を活用した高付加価値なコンテンツ造成の需要性の共有と、情報発信の強化で合意。二国間の地方航空路線の回復・増便や、大都市から地方への周遊円滑化にも取り組み、地方観光交流を拡大するための相互協力を強化する。このほか、持続可能な観光の促進や未来世代の交流の活性化、長距離域外観光客誘致のための協力などについても実施するとしている。
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