富士山共有の静岡・山梨県、東京で特産品など販売


小澤所長(左)と大石所長(右)

 静岡県と山梨県は4、5日、富士山を共有する両県の特産品やゆかりの企業の商品販売を行う「富士山マルシェin大井町」を東京・大井町のJR大井町駅そばの阪急前広場で開催した。静岡県東京事務所、やまなし観光推進機構も特別協力し、観光情報の発信や県のPRを行った。

 両県は、コロナ禍で大きく落ち込む経済を早期に再生するため、両県で協力して消費拡大などを目指す「バイ・ふじのくに」の取り組みを推進している。同マルシェはこの一環として、JR大井町駅前で大井光学通り商店街と連携し、実施された。

 同マルシェでは、富士山ゾーン(静岡、山梨特産品、8店舗)、ワイナリーゾーン(3店舗)、地域ゾーン(地元店舗とのコラボレーション企画、3店舗)に分かれ、計14店舗を設置。卵、日本茶、天然水、薫製品、銘菓・うなぎいもなどが販売された。このほか、静岡県、やまなし観光推進機構のマスコットキャラクターの「ふじっぴー」「武田菱丸」が両日登場し、会場を盛り上げた。

 会場で両県のPRを行った静岡県東京事務所の大石勝彦所長は「マルシェは、20年8月、21年6月に続き3回目だが、今回は初めて山梨県とともに開催した。コロナの感染が落ち着き、行動制限の緩和が進む中、首都圏の人たちにまずは隣県観光として富士山山麓地域に訪れてもらいたい」と話した。山梨県東京事務所の小澤浩所長は「8月29日には、中部横断自動車道の山梨―静岡間(74.3キロ)が全線開通し、アクセスが向上した。両県庁間は1時間35分と一般道を利用した場合、70分短くなった。観光客が両県を回遊しやすい環境が整っている」と来訪を呼び掛けた。


小澤所長(左)と大石所長(右)

 
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