大建工業は同社独自の抗ウイルス機能「ビオタスク」を持つ製品を8月21日から拡充する。ドアのレバーハンドル=写真=や引き戸の引き手にビオタスク機能を付与。非住宅向けドアの標準仕様とする。
ビオタスクは2012年に建材業界の基準制定に先駆けて同社が確立した抗ウイルスに関する技術。未加工品と比較して、製品上に付着した特定ウイルスの数を24時間で99%以上減少させる。
従来、手すりやにぎりバーでビオタスク製品を展開していたが、ドアのレバーハンドル、引き戸の引き手、収納開き戸の引き手にも展開する。具体的には、公共・商業施設用室内ドア「ハピア パブリック」、高齢者施設用「おもいやりドア」、幼稚園・保育園用「おもいやりキッズドア」の標準仕様のレバーハンドルなど5アイテムをビオタスク仕様にする。
同社は09年の新型インフルエンザ流行を契機に、11年に抗ウイルス建材の開発に着手。12年にビオタスク技術を確立するとともに、同年発売の高齢者施設向け機能建材「おもいやりシリーズ」の手すりやにぎりバーにビオタスク機能を付与した。以降、カウンターや壁材などへ採用部位を拡大している。