地域ブランディング研究所(東京都台東区、吉田博詞代表取締役)は地域の伝統や文化、自然、暮らしを後世に伝えようと活動している“つなぎ手”の思いと、そのつなぎ手が提供、あるいは企画立案した地域滞在型プログラムを紹介するストーリーサイト型プラットフォーム(PF)「TSUNAGITE(つなぎ手)」(https://tsunagite-aj.com/)をオープンした。
一般的な観光情報サイトが主に地域・文化の魅力をPRするのに対し、「つなぎ手は、地域文化のつなぎ手一人一人の思いにフォーカスしたストーリーを掲載する」と同研究所。
思いの共感を入り口に地域へ旅行し、その地域の文化伝承に貢献、関係人口として持続的に応援していくという、これまでになかった旅のスタイルを提案する。同研究所は「共感型ツーリズム」という新たな観光トレンドを見据える。
現在、長野県諏訪地域に古くから伝わり、国内外で高く評価されている伝統文化「御諏訪太鼓」の演奏・指導・制作を行い、普及に努める山本麻琴さん、剣豪・宮本武蔵の剣術「二天一流」を継承する宗家18代目として、武士道の精神を伝えながら地域を巻き込んだまちづくり活動を展開する松永哲典さんらを取り上げている。
おすすめのプログラムも紹介。
例えば、御諏訪太鼓の伝承者による案内で、諏訪大社や仏法紹隆寺を巡りながら諏訪信仰をひも解き、諏訪の歴史や文化の奥深さに触れるツアーなどがある。