「土佐・龍馬であい博」が16日、メーン会場(高知市、JR高知駅前)と3つのサテライト会場(安芸市、梼原町、土佐清水市)で開幕した。来年1月10日まで。NHK大河ドラマ「龍馬伝」放送に合わせた大型イベント。メーン会場ではオープニングセレモニーが開かれ、約1200人の来場者らが詰めかけた。
セレモニーには尾崎正直・高知県知事や岡崎誠也・高知市長、ドラマに岩崎弥太郎役で出演する香川照之さんや同県出身で平井加尾役の広末涼子さんらが出席した。
尾崎知事は「坂本龍馬をはじめ、幕末の志士たちを生んだ高知を全国の皆さんに知って、見て、触れていただきたい」とあいさつ。広末さんは龍馬の魅力について「無垢な姿勢と自由な発想」と答え、「私たちがドラマを愛する気持ちと、高知の皆さんが龍馬を愛する気持ちがこの作品を通じて全国に広がりますように」と語った。
メーン会場「高知・龍馬ろまん社中」では、ドラマの登場人物らをパネルで紹介。坂本家を再現した模型や衣装、ドラマで使用された小道具なども展示。龍馬の格好で記念撮影できるコーナーもあり、会場は多くの人で賑わった。
メーン会場に併設された高知観光情報発信館「とさてらす」では、特産品や県内の観光情報を求める来場者で盛況だった。