国土交通省北海道運輸局は3日、2019年度訪日プロモーション地方連携事業の説明会を開き、実施方針を発表した。各地域から連携事業の募集を始めた。
外国人旅行客の誘致促進に向け、各自治体や観光団体、民間企業などと連携して北海道の観光魅力の発信や旅行商品の造成などを行うもので、地域からの事業に国が最大50%を負担する。
18年度には、海外の旅行会社やメディアの招へい、アジア市場でのプロモーション、各種旅行博への出展など47事業を採択し、約9千万円を支援した。
19年度も(1)北海道の三大ブランドであるアドベンチャートラベル、スノーリゾート、食を核とした誘客の促進(2)メガイベントの機会を活用した情報発信(3)北海道観光の課題解消やレベルアップの取り組み(4)相手市場の成熟度に基づいたプロモーションの展開―を基本戦略とし、その趣旨に沿った事業を優先して取り上げていく。
特に世界的な潮流になっている自然、体験、文化を組み合わせたアドベンチャートラベルの推進や、G20観光大臣会合やラグビーワールドカップ大会の機会を活用した情報発信への取り組みなどが強調された。
募集期間は11月9日までで、各地域から応募があった事業については、必要なヒアリングや関係先との調整を行い、3月下旬までに採否を決定。新年度予算の成立を受けて4月から実施していくことになる。
詳しくは北海道運輸局のホームページか同局国際観光課、TEL011(290)2723。