北海道胆振東部地震の風評被害払拭（ふっしょく）へ、旅行会社、航空会社も特別商品の販売や割引などの対策を進める。
日本旅行は札幌宿泊で2千円、札幌以外の宿泊で4千円を1泊当たり割り引くウェブ商品を販売する予定だ。
また首都圏を中心とした北海道プロモーションを展開。日本旅行オリジナルのロゴを作成し、旅行商品のパンフレットやプロモーショングッズで使用する。
ＪＴＢは支援策について、具体的な内容はこれからとしながらも、「国や自治体と連携して、スピード感を持って前向きに取り組んでいきたい」としている。
ＫＮＴ―ＣＴホールディングスはグループ全社が連携した「北海道応援キャンペーン」を計画中。ウェブで特集ページも設ける。
日本航空（ＪＡＬ）は「さあ、でかけよう！北海道～ＪＡＬは、旅で北海道を応援します。～」と題した特設サイトとロゴを制作。北海道発着国内線の「先得運賃」を10月28日から来年3月30日搭乗分まで値下げする。東京―札幌間の片道が6400円からと、正規運賃から最大約84％割引となる。
全日空（ＡＮＡ）グループも「でかけよう北海道」と題した復興支援プロジェクトを実施。北海道発着の国内線の運賃を値下げするほか、訪日旅行者向け運賃を最大で半額にする。ＡＮＡセールスのダイナミックパッケージ「旅作」で利用できる割引クーポンや、北海道地区への専用ツアーの設定、北海道発着路線の搭乗客に航空券や北海道各地の産品が当たるキャンペーンも行う。
