大韓航空、機内ワイン世界最高峰コンペで6部門受賞 金賞のデザートワインは「アプリコットや桃の豊かな香り」


Business Traveller Awards, Cellars in the Sky 2026. At Qualingos, London on June 8, 2026. Photography by Jonathan Browning.

 大韓航空は6月19日、世界最高峰の航空会社ワイン品評会「セラーズ・イン・ザ・スカイ・アワード2026(Cellars in the Sky Awards 2026)」において、6部門で金賞・銅賞・特別賞を受賞したと発表した。

 受賞したのは、ファーストクラス・デザートワイン部門の金賞をはじめ、ファーストクラス・赤ワイン部門、ビジネスクラス・スパークリングワイン部門の各銅賞、特別賞(Highly Commended)1部門、さらにエアライン総合のファーストクラス・ワイン部門とビジネスクラス・ワイン部門の銅賞2部門で、合計6部門。

金賞はボルドー・ソーテルヌ産デザートワイン

 ファーストクラス・デザートワイン部門で金賞を受賞したのは、「シャトー・ギロー(Château Guiraud)2022」だ。

 大韓航空の発表によると、このワインは「濃いゴールデンアンバーの色合いを帯び、アプリコットや桃、熟したトロピカルフルーツの香りが豊か」で、「口いっぱいに広がるマーマレードやバニラの香りが甘いデザートと調和して溶け合う」という。

 生産地はフランス・ボルドーのソーテルヌ地域。砂・砂利が80%、土と石灰岩が20%で構成された水分豊かな土壌が、最高級デザートワインの生産に適した環境を生み出している。

赤ワインはロバート・パーカー氏が6度満点を与えたワイナリー産

 ファーストクラス・赤ワイン部門で銅賞を受賞したのは、「シェーファー・ワン・ポイント・ファイブ(Shafer One Point Five)2023」。

 「ブラックベリー、バイオレット(スミレ)、甘草、シガーボックス、黒鉛の香りが豊かに漂う」と評され、「豊かな果実味とベルベットのように滑らかなタンニンが特徴で、力強さの中にもエレガントで洗練されたバランスの良さが際立っている」と大韓航空は説明している。

 シェーファー・ヴィンヤードは、著名ワイン評論家のロバート・パーカー氏が6度にわたって満点を与えたアメリカを代表するワイナリーだ。

ビジネスクラスのスパークリングはシャンパーニュの一・特級畑産

 ビジネスクラス・スパークリングワイン部門で銅賞に輝いたのは、「パルメ&コー・グラン・テロワール(Palmer & Co Grands Terroirs)2015」。

 口に含むと「新鮮なシトラス、ブリオッシュ、ドライフルーツの味わいが感じられ、クリーミーな質感が心地よい余韻をもたらす」という。

 グラン・テロワールはパルメを代表するシャンパンで、フランス・シャンパーニュ地方のモンターニュ・ド・ランス地区に位置するプルミエ・クリュ(一級畑)とグラン・クリュ(特級畑)の村でのみ生産される。「オレンジの花、アカシア、黄色い果実のほのかで魅力的な香りが、次第に繊細な香りへと発展していく」と表現されている。

特別賞はクリュッグ創業者の「信念」から生まれたシャンパン

 特別賞(Highly Commended)を受賞したのは、ファーストクラスでサービスされているシャンパン「クリュッグ・グランド・キュヴェ(Krug Grande Cuvée)173エディション」だ。

 「グラスに注いだ瞬間、焼き立てのブリオッシュ、ローストしたヘーゼルナッツ、蜂蜜漬けのリンゴの香ばしく甘いアロマが立ち上る」と大韓航空は紹介している。口の中では「繊細でクリーミーな気泡とともに、満開の花、よく熟したシトラスの酸味、ドライフルーツの濃縮感が見事なバランスで調和する」という。

 「シンプルな料理から手の込んだ料理まで幅広く合わせられ、多彩な食のシーンをより豊かに彩る」とも評されている。

 クリュッグの創業者ヨーゼフ・クリュッグは「毎年、気候に左右されずに最高の味わいを再現する」という信念のもと、100種類以上のワインをブレンドする「グランド・キュヴェ」という概念を生み出した。毎年数千回ものテイスティングを経てブレンドされるグランド・キュヴェは、セラーで7年以上丁寧に熟成される。

エアライン総合でも2部門で銅賞

 個別ワイン部門の受賞にとどまらず、エアライン総合のカテゴリーでも大韓航空は成果を上げた。ファーストクラス・ワイン部門とビジネスクラス・ワイン部門の2部門でそれぞれ銅賞を受賞。航空会社全体としてのワインラインアップが高く評価された形だ。

全客室クラスで計61種類のワインを提供

 大韓航空は現在、ファーストクラス20種類、プレステージクラス30種類を含む、全客室クラスで計61種類のワインを提供している。

地上とは異なる機内環境を考慮しながら、機内食の美味しさを引き立てるワインを選定。同じ路線でも色々な味わいを楽しめるよう、ローテーションでサービスを行っている。

「セラーズ・イン・ザ・スカイ・アワード」とは

 「セラーズ・イン・ザ・スカイ・アワード」は、1976年にイギリス・ロンドンで設立された世界的な旅行専門誌「ビジネス・トラベラー(Business Traveller)」が主催する、世界最高峰の航空会社ワインコンペティションだ。

 1985年に世界各国の航空会社の上級クラス(ファースト・ビジネス)で提供されるワインを対象にスタートして以来、現在も高い権威を誇る。審査は著名なワイン専門家による審査員団が厳格なブラインドテイスティングで実施。2026年の授賞式は英国・ロンドンで開催された。

 今回の受賞内容をまとめると以下の通り。

  • 【金賞】ファーストクラス・デザートワイン部門 シャトー・ギロー(Château Guiraud)2022

  • 【銅賞】ファーストクラス・赤ワイン部門 シェーファー・ワン・ポイント・ファイブ(Shafer One Point Five)2023

  • 【銅賞】ビジネスクラス・スパークリングワイン部門 パルメ&コー・グラン・テロワール(Palmer & Co Grands Terroirs)2015

  • 【特別賞(Highly Commended)】 クリュッグ・グランド・キュヴェ(Krug Grande Cuvée)173エディション

  • 【銅賞】エアライン総合・ファーストクラス・ワイン部門

  • 【銅賞】エアライン総合・ビジネスクラス・ワイン部門

 
 
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