伊勢志摩学生団体誘致委員会は12月13日、大阪市天王寺区の大阪国際交流センターで、小学校の団体旅行を手がける旅行会社を対象に、「伊勢志摩・修学旅行誘致セミナー」を開催した。今回のテーマは「自然を体験する環境学習」。13の施設・団体から体験メニューなどが説明された。
同委員会は06年春に発足。伊勢志摩の自然を生かした体験学習を柱に学生団体の誘客を目指す。伊勢市、志摩市、鳥羽市、南伊勢町の3市1町と同エリア内の観光事業者など約50団体で構成。
受け入れ団体の1つ「志摩自然学校」は、ともやま公園を拠点とした野外学習プログラムを提案した。イカダ乗り、シーカヤック、ウミホタル観察会など志摩の穏やかな海辺で安全に自然体験ができる。07年度には10校の学生団体を受け入れている。
伊勢志摩国立公園や鳥羽の島々で、ガイド付きツアーを企画販売している「海島遊民くらぶ」は、学校側との相談に応じてオリジナルプログラムが実施できるとアピール。無人島体験ツアーや鳥羽の離島での釣り、島の人々との触れ合いをテーマとしたツアーなどを説明した。
二見町旅館組合は、会員旅館の中で実値している、鳥羽水族館からの出前授業や箸の使い方講座を紹介した。同組合では、町ぐるみの計画として、伊勢型紙などの地元の伝統工芸を体験できるスポットの設置を検討している。
大阪市で開かれたセミナー